家族が新型コロナ肺炎の疑いがあるとき、赤ちゃんのお世話はどうする?

出産・子育て
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今や、国内のみならず世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス肺炎。

日本でも、ほぼすべての都道府県に蔓延してしまっています。連日感染者の数が報道されている中、「もし自分や家族が感染してしまったらどうしたらいいのだろう?」と不安がっている人も多いと思います。

そして、もしあなたのご主人が感染の疑いがあり、お子さんがまだ小さかったら…

赤ちゃんへの感染リスクは?感染したらどうなる?どうやって過ごせばいい?
などなど、不安と疑問でいっぱいになるのではないでしょうか。

そこで少しでも対処法の参考にしていただければと、私が知る限りの情報をご提供させていただきます。

赤ちゃんのお父さんが感染の疑いがあるときの10の対処法

赤ちゃんがいるご家庭のお父さんに感染の疑いがあるときの家庭での対処法をまとめました。

部屋を分ける

感染、または感染の疑いがある場合には他の家族と同じ部屋にいることは避け、個室に居てもらいましょう。

食事や寝る時もその部屋から出ないようにします。ただし、トイレやお風呂などは部屋に持ち込むことができませんので、最小限の使用を心掛けてください。

また、部屋数が少ないなど、部屋を分けることが難しい場合には少なくとも2m以上の距離を保つようにしてください(2mの目安は大人が両手を横に広げた状態をお互いにしてぶつからない距離です)。寝室を別にできない場合にも、この距離を保つか頭の位置を互い違いにするなど、出来るかぎり飛沫感染のリスクが少ない方法を取ってください。

感染者の世話は限定する

理想は健康な人がお世話をすることです。特に基礎疾患(心臓、肺、腎臓に持病)がある人や糖尿病の人、免疫が低下した人、妊婦などはお世話をすることを避けてください。免疫が低下した人の中には、授乳中のお母さんも含まれますので、赤ちゃんがいる家庭で授乳中の場合にはお世話することは避けてほしいところです。

しかし、核家族などの場合、頼りになる他の大人がいないので、結局お世話をする人はお母さんであるあなたになる可能性は高くなると思いますので、感染しないように充分配慮してほしいと思います。

マスク着用

感染した人は、飛沫感染させる確率が高いためマスクを着用してください。高熱であったり、呼吸が苦しかったりしてマスクをするのが困難な症状になるかもしれませんが、家族を守るためだと思って是非マスクの着用をお願いしてください。

ただし、どうしても苦しい場合には個室内ではマスクを外してもいいと思います。その場合には咳やくしゃみをする際には必ずティッシュなどで鼻と口を覆ってください。そしてマスクを外す時にはゴムや紐の部分をつまんで外し、外した後は必ず石鹸などで手を洗うようにしましょう。個室で外した場合にはアルコールなどの消毒を徹底してください。

さらにお世話をする人も個室に入る際には、マスクと手袋の着用を徹底してください。そしてお世話が終わった後は、必ずそのつど手を石鹸などでしっかり洗うようにしましょう。出来れば使用したマスクや手袋は洗濯するか捨てるかしてほしいところですが、今はマスク不足なのでもし使い捨てマスクを使用した場合には、その日のうちなら消毒スプレーを十分吹きかけて再利用することも可能です(ただし、これは予防策としてはあまり推奨されていませんので、あくまでも「どうしてもマスクがない場合のみ」にしてください)。

こまめな手洗い

こちらは感染した人も、その他のご家族も共通していえることなのですが、とにかくこまめに手を洗ってください。アルコールなどの消毒でもかまいません。もし手を洗っていない場合には、目、鼻、口などには触らないでくださいね。何らかで手についたウイルスが目や鼻、口などから体内に入り込んで感染してしまう確率が高くなってしまいます。

定期的に換気する

換気は感染した人がいる部屋だけに限らず、共有スペースや他の部屋も同様に行なってください。理想は常に窓を開けておくことですが、今はまだ肌寒い時間帯もありますので定期的でもかまいません。できれば、窓が対面にある場合には両方の窓を開けましょう。空気の流れがよくなります。窓がない場合には、換気扇をフル稼働させておくのも有効です。キッチンやお風呂場、ご家庭によってはトイレにも換気扇がある場合がありますよね。

家中の換気扇を稼働させておくのもひとつの方法だと覚えておいてください。そして、感染した人がいる部屋以外はドアを開けっぱなしにしておく方がいいでしょう。

手で触れる共有部分を消毒する

実はこれが一番大変な作業です。ドアの取っ手、ベッドの柵などは薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤で拭いた後水拭きをします(薄める目安は0.05%で濃度6%の漂白剤の場合なら、水3lに対し漂白剤は25mlです)。

トイレや洗面所は、家庭用洗剤で洗った後、仕上げに消毒剤で消毒をしましょう。タオルなど、普段共有している場合でも、この時は分けてください。

汚れた衣類などを扱う時には手袋を着用する

体液で汚れた衣類などは手袋とマスクを着用して洗濯機まで持って行ってください(ビニールなどに入れてきちんと密閉して持っていければさらに理想です)。

洗濯物は、家族と分けて洗う必要はないとされていますが、体液などで汚れたものに関しては念のため別洗いをおすすめします。糞尿からウイルスが検出されることもあるためです。

ごみは密閉する

鼻をかんだティッシュや咳やくしゃみなどの時に使ったティッシュは、使用後すぐに捨てましょう。できれば捨てた後は消毒をしてください。そして、個室から持ち出す時には必ずその部屋で密閉してから部屋の外に出すようにしましょう。更に、大切なのはゴミを扱った後は必ず石鹸などで手を洗うことです。

感染、または感染の疑いがある場合には外出はしない

これは疑いがある場合も外出はせず、経過を観察するということです。感染が確定した場合にももちろん同様に外出はしないでください。

家族は検温、健康観察をする

家族に感染した人、またはその疑いがある人がいる場合、その家族も不要不急の外出はしないでください。もし仕事をしていたとしても職場へは行かないでくださいね。

そして、毎日の検温と健康観察をメモしておきましょう。

赤ちゃんはどうすればいい?家族の世話と育児は両立できるの?

先ほど毎日の検温と健康観察と書きましたが、これは赤ちゃんに対しても同じです。赤ちゃんは自分から「今日は具合がよくない」「なんだか調子が悪い」とはいえません。赤ちゃんが感染したとしても大人と同じように発熱することが多いようです。言葉で体調不良を伝えられない分、機嫌が悪くなったり、下痢や嘔吐をする場合もあるようです。

なので、お母さんがしっかりと健康観察をしてください。そして、赤ちゃんが使っているものに関しては感染した家族が触れないようにしましょう。看病しているあなた自身も触れる時には手を洗ったり、消毒したりしてください。特に哺乳瓶やおしゃぶりなど、口に持っていくものに関してはより一層の注意が必要です。

赤ちゃんは、普段と違う雰囲気を敏感に感じ取り、機嫌が悪くなったり、興奮してしまうこともあるかもしれません。お母さんは、お父さんのお世話に赤ちゃんであるお子さんのお世話と、かなり大変になってしまうかもしれません。

でもお母さんがイライラしてしまうと、赤ちゃんにもそのイライラは伝わってしまいます。お父さんが個室で安静にしている時には、是非赤ちゃんとのコミュニケーションの時間を作って、あなた自身もリラックスする時間を作るようにしてくださいね。

換気や消毒など、大変なこともあると思いますが、換気を換気扇に任せたり、消毒は共有スペースの各場所に消毒液を置いておくと、あなた自身が使用するために入った時に使用前に拭けば、そこまで負担に感じることはないと思います。

赤ちゃんを含め子供は、潜伏期間が大人より長いともいわれています。普段と環境が変わり落ち着かない上にあなた自身の疲弊などが伝わってしまうと、感染で機嫌が悪いのか、環境の変化で機嫌が悪いのか分からなくなってしまうこともあります。

できるだけ普段通りに接することができるように、お父さんのお世話をしなくてはいけないとき以外は、あなた自身も心と体を休ませるようにしてくださいね。赤ちゃんの子育てだけでも免疫力は低下している上、疲弊やストレスなどが重なってしまうと更にあなたへの感染のリスクも高くなってしまいますから。

適度に力を抜いて、看病と育児と自分の時間をうまく作りながら過ごせますようにと願っています。

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参考:厚生労働省【家庭内でご注意いただきたいこと~8つのポイント~】