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見た目びっくり!ゴーヤの赤い種を観察して食べてみた|夏休みにぴったり自由研究

完熟ゴーヤの赤い種を親子で観察する様子。自由研究テーマを楽しむママと子ども。 夏休み・長期休暇の過ごし方
夏休み・長期休暇の過ごし方小学生の子育て

「えっ、ゴーヤから赤い種が出てきた!?これって…食べられるの?」

家庭菜園や買ってきたゴーヤをしばらく置いていたら、皮が黄色っぽくなって、パカッと割れた中から真っ赤な種が…!

最初はちょっとびっくりして、「腐っちゃった?」と思いましたが、実はこれ、完熟したゴーヤにだけ現れる“赤い仮種皮”という自然現象なんです。

そこで今回は、小学生の子どもたちと一緒に「赤い種は本当に食べられるの?」「どれくらい甘いの?」「ゴーヤって熟すとどうなるの?」など、疑問をまるごと自由研究として観察・記録してみました

夏休みの自由研究ネタを探しているママさんにもぴったり。
親子で楽しめる、ちょっとびっくり&ちょっと学べる体験を、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

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赤い種って食べられる?|見た目はびっくり、でも意外な正体が!

突然あらわれた真っ赤な種にびっくりして、思わず「これ、大丈夫なの…?」と心配になってしまった方も多いのではないでしょうか。

でも実はこの赤い部分、ゴーヤが完熟した証なんです。まずは、この赤い種の正体と安全性についてご紹介します。

完熟ゴーヤの赤い種は「仮種皮」|甘いゼリー状の部分

ゴーヤが熟していくと、最初は緑色だった皮が黄色〜オレンジ色に変化し、最終的に果皮が自然にはじけて中の種が見えるようになります。

そのとき中から出てくるのが、赤いゼリーのようなもので包まれた種です。この赤い部分は「仮種皮(かしゅひ)」と呼ばれ、動物に食べてもらって種を運んでもらうための“自然界の工夫”といわれています。

仮種皮にはほんのりとした甘みがあり、赤く熟すことでゴーヤの本来の苦味とは違う一面が楽しめるんです。

赤い種を食べても大丈夫?|毒や危険性はある?

結論から言うと、赤い仮種皮の部分は食べても問題ありません

実際に沖縄などでは、熟したゴーヤの赤い仮種皮を「おやつ代わりに食べたことがある」という人もいます。ほんのり甘くて、ゼリーのような食感が楽しめます。

ただし、赤い部分はあくまで仮種皮であり、中にある黒っぽい種の本体は硬くて消化に悪いため、食べないようにしましょう。

また、果肉の部分(黄色くなった皮)は熟しすぎると独特の苦味やえぐみが強くなることもあるため、食べるときは少量から試して様子をみるのがおすすめです。

ゴーヤを完熟させて観察!|色・におい・中身の変化を記録

ゴーヤの色と中身を観察して記録する親子の自由研究の様子。緑から黄色、赤い種への変化を記録している場面。

赤い種が出てくるまでのゴーヤの変化って、実はとってもドラマチックなんです。

今回は収穫後にしばらく室内で放置し、完熟するまでの様子を親子でじっくり観察してみました。

皮の色がどんどん変わる|緑→黄色→オレンジへ

最初は濃い緑だったゴーヤの皮が、全体的に薄い黄緑色へと変化し、次第に黄色っぽくなっていく様子の画像

最初は濃い緑だったゴーヤの皮。

数日たつと、全体的に薄い黄緑色へと変化し、次第に黄色っぽくなっていきます。

さらに放っておくと、皮の表面がオレンジがかった黄色になり、つやが出てきます。まるで別の果物のようで、子どもたちも「ゴーヤじゃないみたい!」とびっくりしていました。

においや手ざわりにも変化が

色だけでなく、においや手ざわりにも変化が見られます。

熟してくると、独特の苦みのあるゴーヤ臭が少しやわらぎ、ほんのりフルーティーな香りに変化。皮もやわらかくなり、表面を触ると「ぷにっ」とした感触に。

手で持ったときに軽くなったように感じたり、少ししなびてきたりもするので、五感を使って観察すると発見がいっぱいです。

中身のようす|真っ赤な種とゼリー状の仮種皮が登場!

ゴーヤが完熟し、先が自然に割れ始め、中から赤い種が見えてきている様子

いよいよ完熟が進むと、ゴーヤの先が自然に割れ始め、中から赤い種が見えてきます。

そっと割ってみると、種は鮮やかな赤いゼリー状の膜(仮種皮)に包まれていて、まるでザクロのような見た目です。

断面を観察すると、果肉は薄くなっており、種がぎっしりと詰まっているのがわかります。完熟したゴーヤは見た目・におい・質感すべてが変化していて、まさに“夏の観察教材”としてぴったり!

赤い種はどれくらい甘い?|実際に食べてみた結果

見た目はちょっとびっくりな真っ赤な種ですが、せっかくなので思いきって味見してみることに。

自由研究の一環として、子どもたちにも味や感想を記録してもらいました。

赤い仮種皮の味は…ほんのり甘くてゼリーみたい!

赤い種の表面を包むゼリー状の部分(仮種皮)を、そっと指でつまんで舐めてみると…

「あ、甘い!」「意外とおいしい!」と、子どもたちもびっくり。

フルーツのような甘さではありませんが、わずかに糖分を感じるやさしい味で、まさに“自然がくれた不思議なおやつ”という印象でした。

ゼリー状の部分は小さいので、ほんの少しの甘さですが、ゴーヤのイメージとのギャップが大きくて、それだけで話題性バツグン!

果肉の部分は…やっぱり苦い?

完熟ゴーヤの皮や果肉の部分も、少しだけ味見してみました。

すると、やはり苦味やえぐみが強くなっていることがわかります。

特に黄色くなった部分は水分が抜けて柔らかく、青臭さや苦さが残っているため、おいしく食べるには少し工夫が必要そう。

食べるなら赤いゼリー部分だけにして、あとは観察や記録に回すのがおすすめです。

【観察実験】自由研究におすすめ!完熟ゴーヤの変化を記録しよう

ゴーヤを切ってみたら赤い種が出てきて驚いている小学生の女の子のイラスト

見た目もにおいも味も変わるゴーヤの完熟過程は、観察するだけでもとっても面白い!

そこで、わが家ではこの体験をそのまま夏休みの自由研究としてまとめてみました。

小学生でもできる自由研究ステップ

  1. 完熟用のゴーヤを準備する
    緑色のゴーヤを1本用意して、室内(直射日光の当たらない場所)に置き、自然に熟すのを待ちます。
  2. 毎日、見た目と変化を記録
    色・におい・触った感触などを日付ごとに記録します。写真を撮ったり、イラストを描いたりしても◎
  3. 中身のようすを観察
    ゴーヤが割れたら中の赤い種や果肉のようすを観察し、気づいたことをメモ。
  4. 実際に味見して感想を書く
    赤い部分を少しだけ食べて、味や感想を記録します。苦かった・甘かった・においの変化なども大事な観察ポイント!
  5. まとめシートや模造紙に整理する
    写真やスケッチ、感想を1枚にまとめれば、自由研究としてそのまま提出できます♪

    記録には、市販の自由研究ノートや手作りの観察シートを使うのもおすすめです。日ごとの変化をまとめていくことで、達成感もアップしますよ♪

記録のコツ|五感で感じたことを残そう

自由研究を成功させるコツは、「見る・におう・さわる・食べる・感じたことを書く」こと。

特別な道具がなくても、おうちで親子一緒にできる観察実験として楽しめるので、夏休みの自由研究ネタに迷ったときにもおすすめですよ。

写真をプリントして貼ったり、「びっくりしたこと」「一番おもしろかったこと」など感情を交えて書くと、オリジナル感のある発表になります♪

よくある疑問Q&A|ゴーヤの完熟にまつわる気になること

ここでは、実際に観察や自由研究をしてみて感じた「これってどうなの?」という疑問をまとめました。

同じように不安や疑問を感じたママさんやお子さんの参考になれば嬉しいです。

Q. 赤い種が甘くなるのはなぜ?

A. ゴーヤの赤い部分(仮種皮)が甘くなるのは、動物に食べてもらうための自然のしくみです。

完熟すると甘くなり、種ごと動物に食べてもらうことで、種が遠くに運ばれる“種まき”の役割を果たしています。

Q. 黄色やオレンジ色になったゴーヤ、腐ってるの?

A. 腐っているわけではなく、自然に熟した状態=完熟です。

ただし、日数が経ちすぎたり湿気が多かったりするとカビや異臭が出ることもあるので、表面の状態やにおいをチェックしてから扱いましょう。

Q. ゴーヤの種って育てられる?再利用できる?

A. はい、育てられます!赤い仮種皮を取りのぞいて種を洗い、よく乾燥させてから保管すれば、翌年の種まきにも使えます。

ただし、自然交配などで元の品種と違った形になることもあるため、「育てる楽しみ」として活用するのがおすすめです。

まとめ|赤い種はちょっと不思議。でも食べられるし学びもたくさん!

最初は「腐っちゃったのかな?」と不安に感じていた赤い種。

でも、観察を進めていくうちに、色やにおい、触感、味まで変わっていく姿に驚きと発見がいっぱいでした。

赤い仮種皮はほんのり甘くて、見た目とのギャップも楽しめる。そして、ゴーヤが完熟していく様子を毎日観察するのは、子どもたちにとっても貴重な体験になりました。

ゴーヤの完熟はちょっとマニアックなテーマかもしれませんが、夏休みの自由研究として手軽にできて、家庭でも安心して取り組める学びのネタです。

この記事が、親子で楽しむ「ちょっと不思議でちょっとおいしい」自由研究のきっかけになれば嬉しいです♪

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この記事を書いた人|さくら(Sakura)

小3と小6のママ。元・教育系出版社の編集者。

家庭でできる学びや自由研究を「ちょっと楽しく、ちょっと本気で」をモットーに発信中です。

今回のゴーヤ観察も、子どもと一緒に「えっ!?」「なるほど~!」と発見の連続でした。

日常の中にある“学びのタネ”を、これからも一緒に探していきましょう♪