『俺の家の話』4話のあらすじ・ネタバレをロケ地情報も一緒にまとめました。
スーパー世阿弥マシンであることを隠しながら能に打ち込む寿一(長瀬智也)、能とダンスとの間で揺れ動く大州(道枝駿佑)。そんな中、父の芸養子でもあり親友でもある寿限無(桐谷健太)の出生の秘密が明かされます。様々な思いが交差する4話は見どころ満点でした!
スーパー世阿弥マシンのグッズ販売会会場:千葉県船橋市
能の稽古に介護、そしてプロレスと忙しい日々を送るスーパー世阿弥マシン(寿一・長瀬智也)は試合が終わるとグッズ販売会場にも顔を出します。人気者のようですがファンが駆け寄ってくるということもないんですね・・・。唯一近づいてきたのは子供のみ。しかも「ブリザード寿、本名観山寿一!」って正体バレバレですが、ここは「世阿弥マシンは日本語がわからない。世阿弥星からUFOで来た世阿弥星人」ということでごまかすのでした。
こちらのシーンを撮影したロケ地は、千葉県船橋市の「船橋市総合教育センター」のロビーです。
船橋市総合教育センター
- 住所
千葉県船橋市東町834 - アクセス
総武本線「東船橋駅北口」より徒歩13分 - 公式HP
寿三郎と寿限無が言った博多と飛騨高山のガールズバー:東京都墨田区
エンディングノートに書いてあった「寿限無のおとしまえ」という言葉が気になった寿一(長瀬智也)は、寿限無(桐谷健太)に聞いてみるのですが、出てくる話は関係のなさそうな話ばかり。その中で出てきた博多と飛騨高山のガールズバーのロケ地は、どちらも東京都墨田区の同じビルにあるお店が利用されています。
博多のガールズバー
寿三郎と寿限無が来た博多のガールズバーのロケ地となったお店は東京都墨田区にある「Pia Girl」です。
Pia Girl
- 住所
東京都墨田区江東橋3丁目10−10YKビル5B - 最寄り駅
総武線 錦糸町駅南口より徒歩2分
半蔵門線 錦糸町駅1番出口より徒歩4分
お店の女の子とLINEを交換し東京に帰ってからも楽しくやり取りしていたものの、女の子がひっそり退出してしまっていたため理由を聞くと、寿三郎から夜中に寿三郎「浮舟」が送られていたというのでした。
「浮舟」は、二人の男に求愛されて精神をやんだ挙げ句身投げする女の謡。人間国宝から送れてきたなんて好きな人にとってはありがたいものなのかもしれませんが・・。怖いですよね・・。
飛騨高山のガールズバー
次に出てきた話は、飛騨高山のガールズバーのエピソード。こちらでも女の子と楽しく飲んでLINEを交換し合うのでした。こちらのロケ地となったお店は、東京都墨田区にある「NAtty」です。
NAtty
- 住所
東京都墨田区江東橋 3丁目10-10 YKビル5A
こちらも、同じように夜中に「嫉妬に狂った御息所の謡」を女の子に送ってしまっていたらしいです。
大洲が仲間とダンスをしていた場所:東京都豊島区池袋
大州が仲間とダンスをしていたシーンのロケ地は、東京都豊島区池袋にある「池袋西口公園」です。
ドラマ中盤では、稽古をサボってダンスをしていた大州を寿一が迎えに来ます。「万が一カラーギャングに囲まれたら」と言いながらチェーンを振り回す寿一に「何年前の話だよ」と返す大州。
池袋西口公園と云えば、20年前の2000年に放送した長瀬智也さんと宮藤官九郎さんタッグの「池袋ウエストゲートパーク(IWGP)」を思い出す人もいたのではないでしょうか?最近のドラマでは「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」でも何回も登場していましたね。
そして、黄色のチームカラーはG-Boysのものではなく、今は大洲のダンスチームYellow Angelsのものとなっていました。
寿一とさくらが車椅子を走らせていた場所:東京都渋谷区
エンディングノートに、さくら(戸田恵梨香)が好きなドラマ「Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜」のロケ地巡りをさくらと一緒にしたいと書き足した寿三郎。寿三郎とさくらがキムタクと常盤貴子になったつもりで車椅子を走らせていたシーンのロケ地は、渋谷区上原1丁目47番あたりの「山手通り」の歩道です。
山手通り
- 住所
東京都渋谷区上原1丁目47番あたりの山手通りの歩道 - アクセス
小田急線代々木八幡駅から3分。
車椅子から落下して気を失ってしまうさくら。運悪く車椅子のバッテリーも切れてしまうのでした。こちらの場所は、小田急線代々木八幡駅ちかくの山手通りの跨線橋の上。
そんな2人の前に、スーパー世阿弥マシンとなってプロレスの試合を終えた寿一(長瀬智也)が救世主のように現れます。車椅子から落ちてしまったさくら(戸田恵梨香)を担ぎ上げて、寿三郎(西田敏行)の車椅子を押しタクシーに乗せてあげるのでした。バッテリーが切れた電動車いすなんて重そうですが、さすがプロレスラーですね。
今回は、寿三郎(西田敏行)の車椅子にGPSを仕込んでいた踊介(永山絢斗)のお手柄でしたね。
寿一と大州が行ったO.S.Dのラーメン店:東京都渋谷区
能の稽古をサボってダンスをしていた大洲を迎えに来た寿一は、稽古に戻ろうとする大洲をラーメンを食べに誘います。その時に2人で来たラーメン店は、大洲の父であるO.S.D(秋山竜二)の店という設定ですが、こちらのロケ地として利用されたのは東京都渋谷区にある「麺の房 砦」です。
麺の房 砦
- 住所
東京都渋谷区神泉町20-23 - アクセス
京王井の頭線「神泉駅西口」より徒歩4分
『俺の家の話』では、「好きなこととやらなければならないこと、どちらをとるべきか」が繰り返し問われています。寿一(長瀬智也)は家業である能と憧れて飛び込んだプロレス、一度は能を捨て、能を選んだ後はプロレスを捨てますが、結局どちらも選びきれずこっそり両立させています。本当はプロレスのほうが好きなようですが現在は能を選んでいるという格好になっています。
4話では寿一の甥である大洲(道枝駿佑)が、能とダンスとの間で揺れ動く姿を描いています。
大洲は寿一に、大洲のダンスチームが人気投票で10位に入り日曜日に決勝で生配信があるのだと打ち明けます。しかし「YES!子供だって能(NO)」の舞台があるため決勝には参加しないと笑う大洲。母や祖父の想い、そして秀生(羽村仁成)への気づいかいなどから能を続けている大洲は心優しい青年なのでしょう。そんな大洲に寿一は「逃げるのも才能だ」とアドバイスをするのでした。
都内でラーメン店を4店舗経営するやり手のO.S.Dはですが、ラーメン屋になった理由を尋ねると、「ラーメンが好きじゃないから」だと答えます。
「ラーメン好きなやつってさ、ラーメン好きなやつの気持ちしかわかんねえんだよな。だから俺の意見、けっこう大事なんじゃないかなメーン?」
「逃げ道を作ってあげるのも大人の役目」という逃げられなかった寿限無の言葉通り、大人たちの手助けもあり大洲は上手に能の公演から「逃げて」、同日に開催されるダンスイベントに参加することができたのでした。
柊能楽堂の外観:東京都品川区「喜多能楽堂」
寿一と秀生が舞った「YES!子供だって能(NO)」の会場となった所「柊能楽堂」のロケ地は「十四世喜多六平太記念能楽堂多能楽堂」でした。
十四世喜多六平太記念能楽堂
- 住所
東京都品川区上大崎4丁目6−9 - アクセス
山手線「目黒駅正面口」より徒歩9分 - 公式サイト
ダンスイベントに参加するためいなくなった大州の代わりに、寿一と秀生が親子の「小袖曽我」を演舞します。「小袖曽我」は、曾我十郎祐成、五郎時致の兄弟が父の仇を討つという「曾我もの」のひとつで、本来は兄弟が母親の前で舞うものです。寿一は踊りながら、若い頃寿限無といっしょに踊っていたことを思い出し、「あの時、兄弟で踊ってたんだな」と心の中でつぶやくのでした。
ユカ(平岩紙)の再婚により、戸籍上は親子ではいられなくなるかもしれない秀生への思い、そして実は兄弟だとわかった寿限無への思い、様々な思いが交差したシーンでした。
大州だと思いこんで秀生が一生懸命隠していたのは、鐘の裏に隠れていた寿限無(桐谷健太)でした。寿限無が寿三郎と女中、栄枝(美保純)との間に生まれた子どもだと知らされた時、3人の子どもたちは、それぞれ「クソジジイ」と叫びます。しかし、寿限無は一言「承知しました」と言ったのみでその後もいつもと変わらぬ日々を過ごしていたのです。
鐘の裏から怒りの表情で現れた寿限無は、寿三郎に「うるせえクソジジイ」と吐き捨て「道成寺」を舞うために舞台へ向かいます。多くのことをやっと消化した寿限無が本当の子供としてやっと「反抗期」を迎えることができた瞬間でした。
右往左往していた観山の中で唯一冷静に対応していた寿限無。5話以降どのような関係になっていくのでしょうか。
▶ 俺の家の話|寿一(長瀬智也)の実家・観山邸や能舞台、道場と試合会場ロケ地
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