梅雨や夏にかけて、足の臭いが気になると感じることは多くなるのではないでしょうか。
足の臭い取りには重曹がいいとかクエン酸がいいとか聞いたことはありませんか?でも実際、どっちがよくて、どんなふうに使えばいいのかって分からないことも多いですよね。
そこで、今回は、重曹とクエン酸の使い方やおすすめのやり方をご紹介したいと思います。
足の臭いには重曹?クエン酸?おすすめのやり方
足の臭いって、男女問わず悩みの種じゃないですか?臭いは男女で多少は違いますが、できれば臭いなんかで悩みたくないって思いますよね。
よく、「足の臭い対策には、重曹がいい」とか「いや、クエン酸だ」とか言われていますが、ぶっちゃけどっちが正解なのか、よく分からないですよね。
結論からいいますと、「どちらもいいんです!」用途が違うだけで、どちらも臭いを取る効果はあるって言われています。
重曹はこんな用途で使おう
まず、重曹には「臭いの中和」「吸水効果」などがあります。なので、臭いのもとを消すというより、気になる臭いと気にならない臭いをちょうどよく中和させる効果があるって感じなんです。
さらに、臭いのもとは湿気が大好物なので、吸水効果で湿気を取り除くことで臭いのもとが繁殖しにくくなる効果もあります。消臭という効果は期待できませんが、結果的には臭いが気になりにくくなるのが重曹の効果なんです。
クエン酸はこんな用途で使おう
次にクエン酸です。クエン酸には「雑菌繁殖防止効果」「アンモニア性の臭い成分の中和」などがあります。重曹と違うところは、臭いのもとのひとつである菌を殺菌する効果があるところでしょう。臭いのもとに直接吹きかけることでももちろん効果はありますが、クエン酸のスゴイところは「摂取しても効果を得られる」ところです。つまり、飲んで体内にクエン酸を取り込むことで臭いが抑えられることもあるってことです。
食品などでも「クエン酸入り」などと書かれたものをあなたも見たことがあるのではないでしょうか。こういう食品を摂取することでも不快な臭いを抑えられるので、使いやすい消臭方法かもしれませんね。
足の臭いに重曹やクエン酸!その使い方は?
重曹もクエン酸も、手軽に買えるので両方とも常備しておくと色々と便利なんですが、足の臭いを何とかしたいと思っているあなたに、その使い方をご紹介しますね。
まず、重曹で足の臭いを取りたい時にオススメなのは「足湯」です。洗面器にお湯を入れ、大さじ3の重曹を入れ、よくかき混ぜて溶かします。
その中に足を10~15分くらい入れるだけ。
重曹は、肌の弱い人は、もしかしたら荒れてしまうかもしれませんので、あなたが「私は肌が弱いんだけど…」と思う場合には、重曹の量を少なめにしてください。
そして、クエン酸ですが、こちらは殺菌作用もあるので洗濯をする際に柔軟剤として使用すると靴下についた細菌を除去する効果があります。この時、柔軟剤は使用しなくてもクエン酸が柔軟剤の役割も果たしますので、水に溶かしたクエン酸をいつも柔軟剤を投入する方法で使用してみてください。
足の臭いだけじゃない!重曹は靴の臭いにも!掃除用の重曹でも大丈夫
ここまでは、直接足をつける方法であったり、洗濯時に使用する方法をご紹介しましたが、ここからはもっと重曹を活用する方法をご紹介します。
そもそも足の臭いというものは、足の裏にかいた汗と一緒に剥がれ落ちた角質と表皮ブドウ球菌などのバクテリアが細菌などによって分解されることで発生します。
足の裏から出る汗は、基本的には無臭だといわれています。しかし、古い角質、表皮ブドウ球菌が細菌などで分解されるとあの不快な臭いとなってしまうんです。細菌は、湿気によってその活動が活発になります。つまり、一日中靴下や靴を履いていることで細菌が増殖しやすい環境を作ってしまうのです。
この環境を作っているのが、靴であり、靴下なのです。なので、この環境を細菌が増殖しにくい環境に保つことでも足の臭いを予防することに繋がるんです。
初めの方にも書きましたが、重曹は「吸水効果」があります。靴の中に重曹を入れるだけで湿気を吸い取ってくれるので、靴を脱いだ時には重曹を入れて靴の中を乾燥させるクセをつけましょう。一日履いた靴をそのままにしておくと、翌日までに湿気は乾かず、またそれを履くことによって細菌増殖の手助けをすることになってしまいます。
帰宅後、もう靴を履かない場合には、不織布でできた袋(キッチンネットが便利です。100均でも不織布のキッチンネットがあります)に重曹を入れ、細長い状態を作りそのまま靴に入れておくのが簡単です。食用の重曹だと粒子が細かく不織布からこぼれてしまうかもしれませんので、こちらは掃除用重曹がおすすめです。
外出先で、短時間靴を脱ぐ時などは、重曹スプレーを吹き付けるといいでしょう。重曹スプレーは、霧吹き上のミストが細かいスプレーボトルに重曹を入れて作るものです。150mlボトルなら小さじ1程度の重曹でOKですが、水には溶けにくいのでお湯やぬるま湯などで作り、使用する時にもよく振って使いましょう。
この時、スプレーは1回程度で大丈夫です。何度もスプレーしてしまうと、履く時にまだしっとりしたままになってしまうこともありますので、気をつけてくださいね。
重曹には食用と掃除用がありますが、今回使用するものはどちらでも大丈夫です(靴の乾燥用で不織布に入れる時は掃除用がおすすめ)。ただ、掃除用の重曹の方が量が入って売っていることが多いので、おすすめです。ちなみに我が家は掃除用の重曹を活用しています。
足の臭いには重曹もクエン酸も有効!臭い予防のやり方は靴を清潔に保つこと
重曹もクエン酸もそれぞれ足の臭い予防には効果がありますが、普段からのケアに加えてできればやってほしいこともあります。
それは、「靴を清潔に保つこと」です。
次に履く時には、しっかりと乾燥したものを履くためにも普段履く靴は2~3足準備しておきましょう。ローテーションで履くことによって、靴の中はしっかりと乾燥します。カラッとしているところに細菌は増えません(増えないというだけでゼロというわけではありません)。
そして同様に靴下やストッキングなどもストックを多めに準備しておきましょう。可能ならば汗をかいたら履き替えることが理想です。午前と午後で履き替えることができる場合には、この方法は臭い対策にはとても有効です。
帰宅したらすぐに、重曹水につけておけば、靴下やストッキングの臭いは中和されますし、洗濯の際にクエン酸を入れれば殺菌効果も期待できます。
梅雨や、夏場は湿気や汗との闘いでもあります。是非、今年は、重曹とクエン酸を上手に使って不快な臭いに負けないでほしいと思います。