冬が旬の大根、煮物やおでんなどにするととても美味しいですよね。ですが、大根1本を使い切るのはなかなか難しいものです。そのため、気付いたら腐ってるなんてことも…。
気付かずに食べてしまうと、腹痛や下痢などを引き起こしてしまうこともあります。そうならないためにも、大根が腐るとどうなるかを知っておくことが大切。
大根が腐ると次のような状態になります。
- 酸っぱい匂いがする
- ブヨブヨと柔らかくなっている
- ぬめりがある
- 茶色く変色する
- 皮の表面に黒い点や白いふわふわしたものがつく
このように、見た目や感触、匂いなどで大根が腐っているかそうでないか判断することができるんです。
ここでは、大根が腐るとどうなるか詳しくお伝えしてしていきます。また、大根の正しい保存についてもお伝えしますので、合わせてご覧ください。
大根を切ったら真ん中が黒い!黒い点や青い状態は食べて大丈夫?
大根は意外と変色しやすい野菜なんです。
確かに、大根を切ってみたら中に黒い点や筋があって「ギョ!」としたことがあります。また、黒だけではなく青いこともあるようです。こんな状態の大根を見たら、「カビなのかな?」「食べても大丈夫?」って思ってしまいますよね。
大根の中に黒や青の点や筋ができるのは、「青あざ症」という現象によるもの。「青あざ症」とは、大根が成長する時の環境が原因で起きます。乾燥や高温、過湿、ホウ素欠乏などが理由だと言われています。
一種の生理現象なので、カビや病気ではありません。見た目はちょっとアレですが食べても大丈夫なんです。
ですが、普通の大根に比べ、苦みが強くなったり固くなったりするようです。そのため、食べるのなら苦みや固さが気になりにくい、大根おろしや煮物などにするのがおすすめ。
煮物などしっかり味付けするような料理なら、黒や青の色もあまり気にならなくなりますよ。上手に調理して、美味しく食べきりましょう。
大根が腐るとどうなるの?見分け方と正しい保存方法
大根1本を食べきるのは、なかなか大変ですよね。「この大根、いつから冷蔵庫に入ってたかな?」なんていうこともあるかもしれません。もしかしたら、いつの間にか腐っているかも・・・。
そんな腐った大根を誤って食べてしまったら、腹痛や下痢など大変なことに!そうならないためにも、大根が腐るとどうなるか知っておきましょう。
大根が腐るとどうなるの?
大根が腐ると次のような状態になります。見た目や感触、匂いなどで大根が腐っているかそうでないか判断することができるんですよ。
酸っぱい匂いがする
大根が腐ると酸っぱい匂いがします。
普通なら大根から異臭がすることはありませんから、少しでも酸っぱい匂いを感じたら迷わず捨てましょう。
ブヨブヨと柔らかくなっている
大根を触ると、「何だかブヨブヨして柔らかいな…」ということがあるかもしれません。
新鮮な大根は、固くてしっかりしていますよね。触ったら崩れそうなくらいブヨブヨと柔らかくなっていたら、完全に腐っています。すぐに捨ててください。
ぬめりがある
大根を触ると表面がぬるぬるしていることがあります。また、大根を切ったところがぬるぬるしていることもあります。
このように大根にぬめりがあると、中まで腐っています。水で洗い流したりせず、捨てるようにしましょう。
茶色く変色する
大根を切って中が茶色くなっていたら腐っています。茶色くなると異臭もするので、合わせて判断しましょう。
皮の表面に黒い点や白いふわふわしたものがつく
大根の皮に黒い点がたくさんあったり、白いふわふわとしたものが付いていたりすることがあります。これは、黒カビや白カビが発生しているということ。
「青あざ症」は大根の中が黒いのに対して、カビは皮に黒い点がたくさんできます。見た目で判断できないのなら、匂いを嗅いでみましょう。
カビ特有の匂いを感じたら、食べてはいけません。洗い流したり皮を厚く剥いたりしても、大根の中まで見えないカビに侵されている可能性があります。もったいないと思っても捨ててくださいね。
大根の正しい保存方法
せっかくなので、大根の正しい保存方法も知っておいたらいいですね。
大根を買ってきたら、まずは葉っぱの部分と身の部分に分けましょう。その理由は、そのままで保存すると大根の水分が葉っぱの先から逃げてしまうから。葉っぱを切り落とすことで、大根をみずみずしい状態のまま保つことができるんです。
次に、大根の身の部分を新聞紙で包みます。そして、冷蔵庫に立てて入れましょう。
縦に育つ大根は、横に寝かせて保存する水分と糖分を無駄に消費してしまうと言われています。傷みやすくなるので、なるべく立てて保存するようにしましょうね。
大根は腐るとどうなる?のまとめ
大根を切ってみると、中に黒い点や青い筋などを見つけることがあるでしょう。
ですが、これは「青あざ症」と呼ばれる大根の生理現象です。病気ではないので、食べることはできます。
そうは言っても、普通の大根に比べ苦みが増したり固くなったりしているので、大根おろしや煮物などにするといいですよ。
一方、腐った大根を食べるとお腹を壊してしまいます。大根が腐ると見た目や触感、匂いなどが変わってきます。しっかり観察してから、調理するようにしたいですね。