「小1の壁」という言葉を聞いたことはありますか?
「小1ギャップ」は保育園から小学校に通うことでのギャップに戸惑う子供に使われる言葉なのに対し、「小1の壁」はそんな子供を持つ親、特にワーキングマザーに使われる言葉です。
「小1の壁」とは、保育園と比べて、小1が学校で過ごす時間は短いので放課後は学童保育へ預ける必要がありますが、こちらも待機児童が多いこと、学校行事など親が関わることが想像以上に多いことなどから、退職を考えるワーキングマザーの割合が多いのです。
特にママの出勤時間が子供の登校時間より早い「朝」の問題が大きいです。
小1の壁「朝」の問題
「小1の壁」で特に問題になるのが「朝」の問題です。
子供が学校へ登校する時間よりも、ママが出勤する時間が早い場合です。
特に大都市近郊に住んでいる場合は、ママが1時間程度、通勤に時間がかかるのは珍しくありません。
保育園はママの出勤時間に一緒に預けることが出来ていても、小学校の登校時間は決まっています。
パパの出勤時間が遅かったり、おじいちゃん、おばあちゃんが同居していればいいのですが、そうではないと、子供だけで家にいる時間ができてしまいます。
そうなると
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- 朝食を食べない、身支度が整わないまま登校してしまう。
- テレビに夢中になってしまって遅刻する。
- どこかへ立ち寄ってしまって登校しない。
- 戸締り、鍵の管理が難しい。
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などの問題が生じます。
子供も幼稚園・保育園から小学校へと環境が変わり、勉強もしなくてはならず、
戸惑う子も少なくありません。
朝どのように過ごせるかで、新しい学校生活も変わるでしょう。
どこかへ立ち寄ってしまって登校しないことがあると、子供の身の安全が
心配になります。
小1の壁「朝の壁」対策アイデア
朝子供をひとりにしないためには、誰かの協力を得るのが一番です。
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- パパ、おじいちゃん、おばあちゃんにお願いする。
- ベビーシッターをお願いする。
- ファミリーサポートをお願いする。
- ママ友にお願いする。
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なんでも自分ひとりで抱え込まずに、お願いできる方に協力をお願いしましょう。
快く引き受けてくれる方にお願いすることで、ママが退職に追い込まれることが
少なくなります。
特にお勧めなのが、ファミリーサポートで、市町村によって異なりますが、低価格で依頼できることが多いです。
ですが、小1の壁の朝の壁問題をスムーズに解決するためには、まずは、前日の夜の過ごし方から始まります。
一緒にお風呂に入る、おしゃべりしながら夕食を食べるなどして、学校の様子や子供の様子を聞きましょう。
小学校からのお知らせのプリントや提出書類は思いのほか多いです。
図工などで使う、ペットボトルや空き箱の準備なども必要です。
また、ひと昔前のゆとり教育の頃に比べると宿題が増えています。
学童保育で宿題をしていても、丸つけや音読はママが見ることになります。
夜、これらを済ませ、一緒に時間割や持ち物を揃え、明日着る服も決めましょう。
夜にママとの時間が十分に取れないと、子供は受け止めてもらえない気持ちのまま朝を迎えてしまい、他の人に預けられてしまいます。
それがきっかけで、学校生活が上手くいかなくなることもあります。
「小学校入学」はママにとっても、子供にとっても大きな環境の変化です。
子供と一緒に乗り越える気持ちが大切です。
もうひとつの「朝の壁」対策として、ママが職場に時短勤務を申し出る方法もあります。
小学校は授業参観や運動会だけでなく、保護者会やPTAなど、思っている以上に
学校行事が多いです。
その度に有給休暇を申請することになるので、あらかじめ職場に話して、理解を得たいところです。
「朝の壁」を乗り越えられず、退職に追い込まれる人もいます。
ママが優先したいことはなにかをよく考える必要があります。
「朝の壁」があるからと言って、早急に退職をしてしまうと再就職ができずに
後悔してしまうママも多いからです。
まとめ
子供が小学校へ入学すると、ママの出勤時間が子供の登校時間よりも早く、子供だけの時間が出来てしまうことを「朝の壁」と言います。
「朝の壁」をママひとりで抱え込んでしまうと、退職に追い込まれてしまい、再就職が上手く出来ずに後悔するママも少なくありません。
まずは、パパやおじいちゃん、おばあちゃん、ファミリーサポートなど、協力をお願いしてみましょう。
前日の夜に子供との時間を大切にすることで、「小1の壁」を乗り越えることに
繋がります。
子供と一緒に乗り越える気持ちが大切です。