子供の大学合格のニュースを聞くと親はホッと胸をなでおろし、子供は新しい学生生活に胸を膨らませていることでしょう。遠方の大学に進学するために、一人暮らしを始める人もいますよね。
保険証はどのようにしたらいいのでしょうか?
大学生で一人暮らしする子どもの保険証とは?
健康保険はおもに2種類あります。
- 会社員、公務員・・・社会保険
- 自営業・・・国民健康保険
今使っている保険証に記載されていますので確認してみてください。
親が社会保険に加入していて、家族用の保険証を使用している場合は、そのまま使用することが出来ます。住所は自分で二重線で消して新しい住所を書くだけでOKです。
親は勤務先で、子供の引っ越しに関して手続きが必要な場合もありますので、確認しておきましょう。子供が学生であっても年間130万円の収入を得ている場合は、親の扶養から外れ、子供自身で健康保険に加入する必要があります。
まずは今までの保険証を使用し、年収が130万円以上になってから手続きをします。
学生用の保険証の発行方法や手順について
親が国民健康保険に加入していて子供が扶養に入ったまま、ひとり暮らしをする場合は
- 国民健康保険学生用保険証
- 遠隔地被保険者証
- マル学保険証
などの保険証を交付してもらう必要があります。手続きは親の住所地の市役所になります。
手続きには
- 現在の国民健康保険証
- 印鑑
- 親と子供のマイナンバーカードもしくは通知カード
- 本人確認ができるもの
- 在学証明書、学生証など
- 新しい住所
を準備する必要があります。
在学証明書や学生証は入学してからでないと入手できないこともあるので、合格通知書でも手続きが可能な場合もあります。しかし、手続きは本人か本人と同一世帯の人に限定されていて、別世帯の場合は委任状の提出が必要になりますので、一人暮らしを開始する前に手続きしておくほうが良いでしょう。
この手続きをしておくと、子供は新しい住所地で病院にかかることもできますし、国民健康保険料はそれまでと同様に親が負担することになります。また毎年、学生であることを証明する書類を提出する必要があります。
他に必要な手続き
住民票の異動
生活拠点が変更になった場合に、住民票を異動させる必要があります。異動させないと罰則が与えられます。
学生の場合は、卒業後にどこに住むかは未確定ですので、異動させなくても罰せられることはありません。しかし、住民票を異動しないとデメリットもあります。
- 国民健康保険証や国民年金の書類が実家に届く
- 運転免許の取得や更新が実家の管轄地になる
- 選挙の投票が実家になる
また、銀行口座を開設する時にも住民票や保険証の提示が必要なことがあります。
大学の授業料の支払いやアルバイト代の受け取りなどに銀行口座が必要になると考えられますので、住民票を異動し、合わせて国民健康保険の手続きをして置くと良いでしょう。
おまけ:郵便局の口座を作っておこう
引っ越しをする前に是非お勧めをしたいのが、子供の名前で郵便局の口座を作っておくことです。郵便局から郵便局への振り込みはとても速いこと、窓口のある郵便局のATMなら硬貨の引き出しも可能です。
また、地域によっては銀行がなかったり、コンビニもなく、引き出しが出来ないこともありますが、郵便局は小さな島にもありますので、旅行の時などにとても便利だからです。
ネット銀行も便利ですが、ネット銀行では手続きに使用できないものもありますので、一つ用意しておくと安心ですね。
まとめ
子供が親の扶養に入ったまま、大学進学のために一人暮らしをするならば、保険証の確認もする必要があります。親が社会保険に加入しているならば、今使っている保険証をそのまま使えます。
親が国民健康保険に加入しているならば、親の住所地の市役所で手続きが必要です。
手続きに必要な書類が足りないと何度も市役所に足を運ぶことになりますので、あらかじめ、電話などで確認をしておきましょう。
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