「これってモンペって思われるかな…?」
保育園に相談したいことがあっても、
「言いすぎかも」「先生に嫌がられないかな」と迷ってしまうこと、ありませんか?
私も子どもが入園したばかりの頃、
ちょっとしたケガや連絡の行き違いにモヤモヤしつつも、
「文句を言ってると思われたらどうしよう…」と口に出せずにいたことがありました。
でも実は、保育士さんたちにも
「こうしてもらえると助かるな」「これはちょっと困るかも…」
という本音があるんです。
この記事では、
- 保育士が感じる“困るケース”とその理由
- 実際にあった「ありがたい相談」のエピソード
- 保育士さんとの信頼関係を育てる伝え方のコツ
を、現場の声をもとにご紹介します。
「言いたいことはあるのに、言えない…」
そんなもどかしさを感じている方にとって、
明日から気持ちよく伝えられるヒントが見つかるはずです😊
モンスターペアレントってどんな人?保育士が感じる境界線
「これってモンペかも…?」
そんな風に不安になる保護者の方は、実は“モンスターペアレント”とはまったく違います。
保育士さんたちが実際に「困った」と感じるのは、
内容よりも“伝え方”や“態度”の部分が多いようです。
「困る親」と「普通に相談する親」の違いとは?
ある現役保育士さんのお話では、
「相談してくれるのはありがたいことです。
ただ、“どうしてくれるんですか!”のように責められると、戸惑ってしまいます…」
つまり、相談の内容そのものではなく、伝える姿勢が大きなポイント。
たとえば、
- 事実をもとに冷静に話してくれる保護者 → 感謝されることも
- 感情的に怒鳴ったり、詰問調で伝える保護者 → 苦手意識を持たれる
聞いてみたい・知りたいという姿勢は、保育士にとって“信頼の証”でもあります。
保育士が“モンペ”と感じる本当の理由
「こんなこと聞いたら迷惑かな…」と心配する前に知っておきたいのが、
保育士さんたちが「モンスターペアレント」と感じる具体的なパターンです。
- いきなり高圧的・命令口調で話される
- 毎日のように同じ内容を繰り返し要求される
- 他の保護者や職員の悪口を伝えてくる
これらに共通するのは、「子どものため」ではなく、保護者自身の感情を優先しているという印象を与えること。
一方、子どもの様子や気になる点を丁寧に共有してくれる保護者は、
「ありがたい存在」と感じているという声も多く聞かれました。
だからこそ、“伝えたい気持ち”を持つこと自体は、何も悪くないんです。
このあとは、保育士さんが実際に「困った」と感じたケースと、
反対に「こういうやりとりはありがたい」と感じたエピソードをご紹介していきます。
連絡帳や相談で…保育士が本音で困ったエピソード
「モンスターペアレントとは思われたくない…」
そう感じている方こそ安心してほしいのですが、
保育士さんたちが本当に困ってしまうのは“言い方”や“タイミング”なんです。
ここでは、現役保育士さんから聞いた
「こんなときは正直つらかった…」というリアルなエピソードを3つご紹介します。
一方的で感情的な内容に戸惑った
ある保育士さんはこんな経験を話してくれました。
連絡帳に「どうして昨日の報告がなかったんですか?」「ありえません!」と書かれていて…
こちらも気づかず申し訳なかったのですが、
最初から怒られているようで、正直心が折れそうでした。
👉ワンポイント:
怒りのまま伝えてしまうと、保育士さんも構えてしまいます。
まずは「気になったこと」「どうしても知っておきたかったこと」として、
感情をクッションで包んだ表現に変えてみましょう。
「なぜ報告しなかったの?」と詰問されたとき
報告漏れや説明不足があった場合でも、
いきなり詰問調で聞かれると、保育士さんも言葉に詰まってしまいます。
「なぜ連絡がなかったのか説明してください」と言われると、
悪意があったわけではないのに…と落ち込んでしまうこともあります。
👉ワンポイント:
「帰宅後に気になる様子があって…園で何かあれば教えていただけますか?」
という伝え方だと、「一緒に確認したい」という印象になって、保育士さんも受け止めやすいです。
長文&繰り返しで対応が追いつかないケース
連絡帳やお迎えの時間に、毎日のように長文で相談されると、
忙しい業務のなかですぐに対応しきれないことも…。
「3ページびっしりの相談が連日届くと、読んだだけで返答が遅れたり、
内容の整理ができないままお返事してしまうこともあります」
(現役保育士さん)
👉ワンポイント:
相談は「本当に伝えたいことを一つだけ」に絞って、
どうしても気になることが複数ある場合は、
「面談などでゆっくりお話できるとうれしいです」とお願いしてみましょう。
保育士さんたちも、決して「相談されること」が嫌なのではありません。
“対話しやすい形”で伝えてくれるとありがたいというのが本音なんですね😊
★★修正版★★
こんな相談はありがたい!保育士が“助かる”と感じた対応
「どう伝えよう?」と悩む方ほど、保育士さんにとって実はありがたい存在です。
ここでは保育士さんが「助かるな」と感じた、実際のやりとり例をご紹介します😊
「教えていただけると助かります」のひと言
昨日の夜から少し咳をしています。
園で気になる様子があれば、教えていただけると助かります。
👉ポイント:
信頼や配慮が伝わるクッション言葉。保育士さんも安心して読める言い回しです。
気づかいが感じられる連絡帳の書き方
今朝は少し眠そうな様子でした。
お忙しい中すみませんが、よろしくお願いします。
👉ポイント:
「気にかけてくれているな」と伝わるひと言が、保育士さんにとって嬉しい気配りに。
前向きに協力しようとする姿勢
最近、〇〇が気になるようです。
家庭でも声かけしていくので、園でも見守っていただけたら助かります。
👉ポイント:
「一緒に支えたい」という姿勢が、信頼関係を深めてくれます。
保育士が伝えたい「連絡帳・相談で気をつけてほしいこと」
伝え方を少し工夫するだけで、保育士さんとのやりとりがもっとスムーズに😊
ここでは現場の声をもとにした“気をつけたいポイント”をまとめました。
① 伝えるタイミングやボリュームに配慮を
- 伝えたいことは1〜2点に絞る
- 急ぎでない内容は別の日に回す
短く・具体的に書くことで、忙しい保育士さんにも伝わりやすくなります。
② 返事がない=無視ではないことも
「読まれていないのでは?」と不安に感じることもありますよね。
「お返事できない日もありますが、内容はしっかり保育士間で共有しています!」
👉ポイント:
返事がなくても確認されていることが多いので、必要以上に心配しなくて大丈夫です。
③ 伝えることを遠慮しすぎなくてOK
保育士さんは、相談してもらえること自体を“ありがたい”と感じています。
- 「気になることがあって…」
- 「教えていただけるとうれしいです」
こんなやわらかい言葉を添えるだけで、受け取りやすさがグッと変わります。
信頼される保護者の共通点とは?保育士が感じる“理想のやりとり”
「どうすれば先生たちといい関係が築けるんだろう…?」
そう悩む方にこそ知ってほしいのが、
保育士さんが“信頼できるな”と感じる保護者の共通点です。
難しいことをしなくても大丈夫。
日々のやりとりの中に、小さなヒントがたくさんありますよ😊
一緒に子どもを見守っているという意識
保育園は、先生に“任せきり”にする場ではなく、
家庭と園が協力して子どもを育てる場所。
保育士さんが信頼を感じるのは、
「家でもこういうことがありました」
「園での様子、うちでも気にしてみますね」
など、一緒に子どもを見守る姿勢を持ってくれる保護者。
こうしたやりとりがあると、先生たちも
「このご家庭とはいいチームになれそう」と感じてくれるそうです。
「ありがとう」のひと言が関係を変える
一番うれしい言葉は、実はとてもシンプル。
それは「ありがとうございます」のひと言です。
「毎日忙しい中で見てくださってありがとうございます」
「今日は早く寝かせますね、いつもお気づきありがとうございます」
こんな風に感謝を伝えるだけで、
保育士さんの気持ちがふっと軽くなったり、元気が出たりするんだとか。
“保護者”と“保育士”ではなく、
「子どもを大事に思う大人同士」として信頼し合える関係を目指せるといいですね。
次は、ここまでのまとめと「明日からできること」をご紹介します🍀
まとめ:伝えることを恐れず、思いやりをもって関係を育てよう
「ちゃんと伝えたい」その気持ちは、保育士さんにとっても大切な信頼のしるしです。
今回の記事では、
- 保育士が困ったと感じる相談の例
- 伝えてくれてうれしかった実例
- 保育士との信頼を育むポイント
をお伝えしました。
相談することは、決して“モンペ”ではありません。
伝え方を少し工夫するだけで、あなたの思いはちゃんと届きます。
「気になることがあって…教えていただけると助かります」
「いつもありがとうございます」
「一緒に見守っていけたらうれしいです」
明日の連絡帳から、やさしいひと言を添えてみませんか?🍀