最近はダイエット中の間食としても注目されているスルメは、カロリーが低くて、たんぱく質が多いことから、健康や美容を意識する人に人気です。
しかし、
- スルメの食べ過ぎで太った!
- 食べすぎて吐き気や腹痛が・・・
- なんとなく体臭が気になる
などの声も・・・
この記事では、スルメを食べすぎたときに体に起こること、どれくらい食べるのがいいのか、食べすぎたときの対処法など、そしてダイエットや健康目的でスルメを上手に取り入れるためのコツを、もわかりやすいように説明していきます。
スルメを食べすぎるとどうなるの?
ダイエット中のおやつにぴったり!と手軽にスルメを選ぶ方も多いと思いますが、食べすぎると

- なんだか太った?!
- お腹の調子が悪いかも
- 体臭が気になる・・・
と感じることはありませんか?
スルメは体に良い食材ではあるものの、過剰に摂ることで思わぬ体の不調につながることもあるのです。
塩分過多でむくみ・のどの渇きも…
市販のスルメには、思った以上に塩分が含まれていることが多いです。
しょっぱい味がクセになるんですが、実はこれが落とし穴。
塩分をとりすぎると体が水分をため込みやすくなり、むくみやのどの渇きにつながってしまうこともあります。血圧が気になる方は特に注意が必要です。
スルメの食べ過ぎで太った!体が重い、と感じている方はむくみなどの影響もあるかもしれませんね。
胃が痛くなったり、気持ち悪くなることも
スルメはとっても噛みごたえがあり、たんぱく質が豊富な一方で、消化にはやや時間がかかります。
私も以前、空腹時にちょっと多めに食べたところ、食後しばらくして胃のあたりがずっしり重く感じたことがありました。
これはスルメを一度にたくさん食べたことで、胃酸が多く分泌され、胃に負担がかかっていたからだと思います。
食べすぎで「におい」も気になる?
スルメをたくさん食べた翌日、

- なんだか口臭が…
- 体臭がいつもより強いかも…
なんて感じたことがある方もいるかもしれません。
これは、スルメに含まれるたんぱく質が分解される過程で発生するにおい成分が原因です。とくに水分をあまりとらずに食べると、においが体にこもりやすくなるんです。
気になる「痛風」のリスクにも注意!
そしてもうひとつ大切なこと。スルメには「プリン体」が多く含まれていて、これが体内で分解されると「尿酸」に変わります。 尿酸が多くなりすぎると、関節に炎症を起こす「痛風」のリスクが高まることも。
とくに尿酸値が高めの方は、量に気をつけながら楽しむようにしてくださいね。
このように、スルメは適量を守ればヘルシーな食品ですが、食べすぎると胃腸や塩分・におい・体調に影響を与える可能性もあるのです。
スルメの適量はどれくらい?ダイエット中に食べるなら
「じゃあ、どのくらいなら食べても大丈夫なの?」と気になりますよね。 スルメは少量でも満足感を得やすい食品なので、量を意識して摂ることがとても大切です。
1日に食べる目安は?
一般的には、1日に食べるスルメの量は10g〜20g程度が適量とされています。これはだいたいスルメ1〜2枚分くらい。 それ以上食べると、塩分やプリン体の摂りすぎになる可能性があるので要注意です。
特にダイエット中は、「低カロリーだからたくさん食べても大丈夫」と思いがちですが、意外とスルメは噛みごたえがあるぶん、満腹感はあるのに消化に時間がかかるんです。
「満腹感」を活かすタイミングがポイント
私のおすすめは、おやつ代わりにスルメを食べる場合、「夕食前の小腹がすいたタイミング」に取り入れること。噛むことで満腹中枢が刺激されて、その後の食事量を自然に減らすことができます。
夜遅い時間にお菓子代わりに食べたくなる気持ちもわかりますが、寝る直前だと消化に負担がかかることもあるので注意してくださいね。
水分と一緒に食べるとより満足感アップ
スルメを食べるときは、なるべく常温の水や白湯と一緒にゆっくり噛むようにすると、より少量で満足感が得られます。 また、においや口の中の乾燥予防にもつながるのでおすすめです。
スルメを食べるときに気をつけたいポイント
ヘルシーでダイエット中にも心強いスルメですが、体に負担をかけないためには、ちょっとした心がけがとても大切です。
ここでは、スルメを楽しむ際に意識してほしいポイントをお伝えします。スルメは正しい食べ方をすれば、ダイエットにも健康にも役立つ食品です。
よく噛むことが大事!
スルメは硬いので、自然とよく噛むようになります。よく噛むと脳が「お腹いっぱい!」と感じてくれるので、食べすぎを防ぐことができます。
水分と一緒に食べよう
塩分が多いスルメは、水分と一緒にとることで体の中のバランスを整えやすくなります。お茶や水をこまめに飲みながら食べると、消化もしやすくなります。
商品選びにも注意!
味付きのスルメは、塩分や砂糖が多いものがあります。できるだけ「無添加」「減塩」と書かれたものを選ぶと、体にやさしくて安心です。
空腹時に一気に食べすぎない
空腹のときにスルメを食べると、つい「もう1枚…」と止まらなくなってしまいがち。特に胃が空っぽの状態で大量に食べると、胃酸が一気に出てしまい、胃もたれや痛みにつながることもあります。
私自身も「お腹すいた〜」とスルメをボリボリ…そのあとで胃が重くなってしまった経験があります。噛む回数が多く満腹感を得られやすいのは利点ですが、空腹時はまず水分をとってから、ゆっくり食べ始めるのがおすすめです。
小さくカットして食べやすくする
スルメはそのままだとかなり硬く、喉に詰まりそうで怖いという方も。特にお子さんや高齢の方が食べる場合には、ハサミで小さくカットしたり、一度炙ってやわらかくしてから食べると安心です。
お子さんや高齢の方には注意を
スルメは硬さがあるぶん、喉につまらせやすい食材でもあります。小さなお子さんやご高齢の方には注意が必要です。あらかじめ小さく切っておくか、やわらかめのおやつを選ぶ方が安心です。
寝る前のスルメは控えめに
寝る直前にスルメを食べると、消化に時間がかかってしまい、睡眠の質に影響が出ることも。塩分の摂りすぎもむくみにつながるため、夜のスルメは量を少なめにするか、できれば寝る2時間前までに済ませておくと◎。夜にどうしても口さみしいときは、ハーブティーなどで気分を落ち着けるのもおすすめです。
においや体調の変化にも注意
スルメをたくさん食べた翌日に「なんとなくにおいが気になる」と感じたら、量が多すぎたサインかもしれません。水分不足や代謝の低下で体にこもりやすくなるので、スルメを食べる日はお水を意識して多めにとってくださいね。
スルメを食べすぎたときの対処法
「あっ、ちょっと食べすぎたかも…」そんなときに知っておきたい対処法をご紹介します。焦らず、体の声に耳を傾けて対応することが大切です。
1. 水分をしっかりとる
スルメを食べすぎたと感じたときは、まず常温の水や白湯をしっかり飲んでください。 水分をとることで、体内の塩分バランスを整えたり、におい成分を体外に排出しやすくなります。
2. 胃にやさしいものを食べる・休める
胃が重たい・ムカムカするなどの症状があるときは、無理にさらに食事をとらず、白粥やヨーグルト、具なしの味噌汁など、消化の良いものを少量とって様子をみてください。
3. 温かいお風呂に入る・お腹を温める
お風呂でリラックスすることで胃腸の血流が良くなり、症状が和らぐこともあります。お腹にカイロを貼るのもおすすめ。
4. 運動は控えめにして安静に
スルメをたくさん食べた直後は、激しい運動は避けてください。 胃が揺れてしまい、さらに消化不良を悪化させてしまう可能性も。
胃が重いときはどうする?
まずは水や白湯を飲んで、胃を休めましょう。次の食事では、油っぽい食べ物や辛いものは避けて、おかゆやスープなど、消化にやさしいものを食べるようにしましょう。
吐き気があるときは無理をしない
気持ち悪いときは、無理に食べたり動いたりせず、横になって静かに休みましょう。症状が長く続く場合は、早めに病院に相談するのが安心です。
翌日は野菜中心でリセット
スルメを食べすぎた次の日は、野菜を多めにとって体を整えましょう。納豆やヨーグルトなど、腸内環境を整える食品もおすすめです。
スルメに含まれる栄養とその効果
スルメには、体にうれしい栄養素がたくさん含まれています。よく噛んで少しの量で満足感が得られるだけでなく、栄養の面でもとても優秀なおやつなのです。
たんぱく質:筋肉をつくるために必要な栄養素で、ダイエット中でもしっかり摂りたい成分です。スルメにはたっぷりのたんぱく質が含まれていて、食事だけでは足りない分を補うのにぴったりです。勉強や部活で体を使う学生にもおすすめです。
タウリン:肝臓の働きをサポートしてくれる栄養素で、疲れがたまっているときや寝不足のときにも役立ちます。エナジードリンクなどにも含まれていることで有名ですね。スルメなら自然な形でタウリンを摂ることができます。
ビタミンB群:食べた糖質や脂質をエネルギーに変えるのを助けてくれるので、代謝アップにもつながります。運動している人や、毎日忙しい生活を送る高校生にも大切な栄養です。
カルシウム・鉄分:カルシウムは骨を丈夫にするのに必要で、鉄分は貧血を防いでくれる大切なミネラルです。特に成長期の学生や、栄養が不足しがちな人にとって重要な成分です。
スルメは、こうした栄養がぎゅっと詰まった食べ物なので、量は少なくてもしっかり栄養がとれるのが魅力です。小腹がすいたときや、勉強の合間にちょっと食べるのにも最適です。ただし、塩分や食べすぎには注意しながら、上手に取り入れていきましょう。
スルメがやめられない理由とその対策
スルメが好きすぎて止まらない…そんな人もいるかもしれません。
噛むと脳が気持ちよくなる!?
スルメをよく噛むと、脳の中に「ドーパミン」という気持ちよくなる物質が出ます。これがクセになる原因のひとつといわれています。
どうしてもやめられないときの代わりは?
そんなときは、スルメの代わりに、昆布、こんにゃくチップス、ナッツ、スティック野菜などを用意しておくと、噛む満足感はそのままで食べすぎを防げます。
スルメの代わりにおすすめのヘルシーおやつ
スルメはとっても便利で頼りになる存在ですが、毎日続けていると飽きてしまったり、塩分やプリン体が気になる…という声も。そこで、同じように「よく噛んで満足感が得られる」&「ヘルシー」な代替おやつをいくつかご紹介します。
ナッツ類(素焼きがおすすめ)
アーモンドやクルミ、カシューナッツなどは、ビタミンEや食物繊維が豊富で、少量でも満足感が得られます。塩分や油が加えられていない“素焼き”のものを選ぶのがポイントです。
私も外出時に小袋のナッツを持ち歩いて、小腹が空いたときに活用していますよ♪
干し芋やドライフルーツ
自然な甘さで、食物繊維やミネラルが豊富。噛みごたえもあるので、ゆっくり味わうことで間食量のコントロールにもつながります。
ただし、糖質が高めなので、こちらも量は控えめに。
ゆでたまご
意外かもしれませんが、たんぱく質をしっかり摂れるゆで卵は間食にもおすすめ。腹持ちが良く、無駄な食欲を抑えてくれる頼れる存在です。
私は時間がない朝や、おやつに甘いものを食べたくなったときの“代替アイテム”としてよく取り入れています。
無糖ヨーグルト+ナッツやはちみつ
「ちょっと口さみしい」「甘いものがほしい」というときは、無糖ヨーグルトにナッツやはちみつを少量加えて満足感のある一品に。
お腹の調子を整えたいときにもおすすめです。
スルメの食べ過ぎには注意!上手に食べてダイエットの味方に!
スルメは、噛みごたえがあり、少量で満足感が得られるうえに低カロリー。うまく取り入れれば、間食をコントロールしたいダイエット中の方にはとても心強い存在です。
ただし、たくさん食べればいいというわけではなく、「適量」「水分と一緒に」「タイミング」を意識することが大切。塩分やプリン体、消化への負担を考えると、毎日ではなく“ときどき”のご褒美に取り入れるのが理想的ですね。
私もいろいろ失敗をしながら、自分に合った食べ方を見つけてきました。あなたにもぜひ、スルメとのちょうどいい付き合い方を見つけてもらえたら嬉しいです。
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