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今知りたい‼アルコール消毒液の使用期限|未開封のものと開封後のもの!古くても使える?

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豆知識
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新型コロナウィルスの影響で、店頭からアルコール消毒液が消えてしまったのは、2020年の5月頃でしたよね。この年の年末頃から少しずつ店頭で見かけるようになりましたが、まだ購入個数制限をしているお店も多くあります。

そんな時、何年も前に買ったアルコール消毒液が家で見つかった!なんて時にはきっとあなたは「やった!」と思うでしょう。でもここで疑問が。

  • アルコール消毒液って、どれくらいもつものなの?
  • 未開封なら古くても使える?
  • 開封後でもまだ使える?

そんな疑問にお答えしたいと思います。近所の調剤薬局の人にも聞いてみましたので、参考にしていただけると嬉しいです。

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アルコール消毒液の使用期限ってどれくらい?

アルコール消毒液の使用期限は、基本的に製造されてから2~3年(濃度にもよる)というものが多いようです。容器に使用期限が記載されていますので、その期限が切れたものは、使用しない方がいいとされています。

そして、この使用期限は、未開封の時のものだということも覚えておきましょう。
ただ、品薄の今だと使用期限が過ぎたものを捨ててしまうのも「もったいない」と思うこともあると思います。

もし、あなたが持っているアルコール消毒液が、未開封で使用期限が切れてしまっている場合には、保存方法などにもよりますが、使用するにあたり「自己責任」ということが大前提ですが、使用することが可能な場合もあるそうです。

どのような場合が使用することが可能なのかについては、後述しますのでそちらを参考にしてみてくださいね。

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見つけたアルコール消毒液は未開封だった!これって効果ある?

基本的には、使用期限が記載されているため、未開封の場合でもその年月日を過ぎたものは使用すべきではないとされています。

とはいえ、貴重なアルコール消毒液です。未開封を使用期限が切れているからといってまるごと捨ててしまうのはもったいないと思いますよね。

では、未開封の場合の効果についてご説明しますね。
まず、アルコール濃度にもよりますが、開封して使用してみましょう。

その際、手指消毒としていきなり使うのではなく、テーブルやドアノブなどの“物の消毒”として使ってみてください。

希釈済みでも原液でも同じなのですが、手袋をして、きれいなタオルやティッシュ、コットンなどにアルコール消毒液を染み込ませ、テーブルなどを拭いてみます。

アルコールは、揮発性ですから、拭いた後すぐに濡れた部分が乾きます。
これが、もしいつまでも濡れた状態になっている場合には、アルコール成分がない状態です。アルコール成分がなくなっている場合には、消毒などの効果はありません。

なので、そういう状態の場合には、「アルコールを捨てるのはもったいない」とは考えず「これはただの水」と考えましょう。水を捨てるのは、アルコールを捨てるより罪悪感も、もったいない気持ちもないと思いますから。

“効果の目安は、すぐ乾くかどうか”

これを覚えておくといいでしょう。

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覚えておくと便利‼アルコール消毒液の正しい保存方法

何年も前に買ったアルコール消毒液を見つけた時、あなたはきっと「やった!」と思ったと思います。さらに、アルコール成分がまだ残っているなら、なおさら嬉しいでしょう。

しかし、残念ながらアルコール成分がなくなってしまっている状態だった場合、それは保存方法に問題があったかもしれません。

今後、アルコール消毒液を入手できた場合にも、覚えておくと便利な保存方法をご紹介します。
まず、アルコール消毒液の容器には、「高温多湿を避ける」と書かれていると思います。アルコールにとって、天敵は高温多湿なんです。この状態の場所に保存していると、未開封でもアルコールは揮発してしまいます。

なので、水回り近くの保存はおすすめできません。
参考までに、高温多湿とは、具体的にどれくらいの温度と湿度なのかもご紹介しますね。

まず、高温というのは、40℃以上で、多湿に関しては、温度にもよるのですが標準温度の20℃を例にすると、快適な湿度が50%前後なので、それ以上だと多湿となります。

夏場の温度(30℃以上)だと、20%を超える湿度は多湿となってしまいます。

なので、1年を通して20%を超えない湿度の場所を選んで保存することをおすすめします。例えば、冷蔵庫ほど温度が低くないがある程度の温度を保てる野菜室などに保存するのもいいかもしれません。ただし、これは未開封のアルコール消毒液の場合です。

開封した場合は、密閉された容器に移し替えないと、購入したままの容器では揮発を防ぐことは難しいのです。なので、開封した後は、密閉できる容器に移し替えると長持ちするでしょう。

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薬剤師に聞いた使用期限を過ぎたアルコール消毒液の使いみち

貴重なアルコール消毒液。薬剤師は、アルコール消毒液が品薄になる前から、使用期限が過ぎたものは本来の消毒液の使い方ではなく、机などを拭いたりして使っているそうです。患者が直接触れるような場所ではなく、事務所などの机や椅子などです。

それでも使いきるまで、使用を続けるのではなく、使用期限を過ぎてから1週間から10日ほどしか使わないといっていました。家庭で使う場合は、ここまで短くなくても大丈夫かもしれませんが、家庭でも使用期限の2週間後くらいまでにした方がいいということでした。

そして、再度お伝えしますが、使用期限が切れたアルコール消毒液は、手指消毒などには使用せず“物”の消毒として使用することを忘れないでください。

製造元が記載した使用期限を過ぎたものを使用する場合には、冷たいようですが「自己責任」となります。効果が得られなかったからといって、「もうこの製造元のものは使わない!」とならないようにしてくださいね。

今後、新しいアルコール消毒液(エタノール)を購入した場合には、保存場所や開封後の保存容器などに注意をして、使用期限内に使える分の量を購入するようにすると、無駄もなくせていいかもしれませんね。