日焼け止めをしっかり塗ったはずなのに、うっかり日焼けしてしまった!そんなときには、お肌のためにもアフターケアをしっかりしたいものですね。
しかし、日焼けのアフターケアにも、「すぐにやること」と「やってはいけないこと」があるのをご存じでしょうか?
日焼けをしてしまったら「冷やす」「保湿する」「内側から治す」ことが大切です。肌に刺激を与えるような「擦る」「掻く」「皮をむく」などは、決してやってはいけないのです。
今回はどんなアフターケアをしたらいいのか詳しく解説していきます。赤くなってピリピリ痛い!とお困りのあなたでも、きっと正常な肌を取り戻すことができるはずですよ。
日焼けしてしまったら「すぐにやること」と「やってはいけないこと」
日焼けはやけどしているのと同じ状態です。すぐにきちんとしたアフターケアを行うことが大切です。
まずすぐにやることは「冷やす」こと。冷水のほかに保冷剤や濡れタオルも効果的です。保冷剤は直接肌にあてると冷たすぎて痛くなりますので、タオルなどで巻くと使いやすいですよ。
次にやることは「保湿」です。日焼けしてしまった肌はとても乾燥している状態です。化粧水などでたっぷりと保湿しましょう。冷やすことと同時に行うのがベストですが、しみる場合は無理しないでくださいね。
ここで気をつけてほしいのは、「コットンで擦らないこと」と「美白成分の入った化粧品を使わないこと」「皮を無理にむかないこと」の3つです。
やけど状態の肌は非常にデリケートです。ゴシゴシ擦らない、美白成分などの刺激になりやすい化粧品を使わないことがポイントです。
美白成分の入った化粧水を使いたい場合は、肌のほてりが落ち着いてから使いましょう。その際にも、ピリピリとした刺激を感じたら使用を中止してください。
直接的なケア以外に効果的なのは、「内側から治す」ことです。日焼けした時点で、すでにシミやそばかすの原因となるメラニンの生成がはじまってしまいます。特に女性であればどうにかして避けたいですよね。
そこで有効なのが、ビタミンA、C、Eを含む食材を摂取することです。これらのビタミンは、肌の代謝を促してくれますので積極的に取り入れたいですね。
緑黄色野菜は特にビタミンを多く含んでいますが、「そこまで野菜を摂りきれない・・・」という方はサプリメントを使うと効率的にビタミンを摂取できますよ。
【パーツ別】日焼けケアをご紹介
日焼けしてしまう場所も人によってはさまざま。次にパーツ別の日焼けケアの方法をご紹介します。
腕や足、肩、デコルテなどの比較的広い部分は、冷水などで思いっきり冷やしやすいところですが、保湿する際にも大量の保湿剤が必要になります。
そこでおすすめなのがボディーローションです。ドラッグストアなどでは、大容量の薬用ローションも販売されていますので、思う存分使うことができます。
以外と忘れがちなのが「唇」。すぐに紫外線の影響を受けやすいので、すぐに保湿力のあるリップクリームを塗ってください。特に白色ワセリンは保湿力に優れているので、塗ったあとにラップでパックするのもおすすめですよ。
あまり気付かないのが「髪と頭皮」。まさか髪まで日焼けしているとは思いませんよね。海やプールなどで濡れた状態だと、わずか1日でキューティクルの機能が失われてパサパサになってしまうという話も。
まず頭皮のほてりを抑えるために、濡れタオルで頭皮をおおってください。シャンプーをする場合は、事前にブラッシングをして汚れを取り除き、ぬるま湯で十分にすすいでください。よく泡立てたシャンプーでやさしく包みこむように洗うのがポイントです。
コンディショナーは髪の水分を切ってからつけましょう。トリートメントの場合は、つけたあとに蒸しタオルでつつんで5分ほど置くことで、成分がよく浸透してくれますよ。
髪を乾かす際にはタオルでよく水分をとってからドライヤーを使うと、熱を与える時間が短くて済みます。自然乾燥は髪にダメージを与えますのでやめましょう。
まとめ
UVカットアイテムを使ってしっかり日焼け予防をすることが一番ですが、もし日焼けした場合は正しいアフターケアをすることが大切です。刺激を与えると状態をさらに悪化させますので注意しましょう。
また、水ぶくれになっている場合や、吐き気や頭痛などの症状がある場合は必ず病院を受診してください。
あなたも、しっかりとケアすることで健康な肌を取り戻すことができるはずです。ぜひ実践してみてくださいね。