「またゴムがねじれてる…」
お気に入りのズボンやパジャマ、ウエストのゴムが中で折れたりグルグル回ってしまってイライラ…そんな経験ありませんか?
とくに子ども服や、柔らかい素材のパンツに多いこの“ねじれ問題”。
直そうとしても思うように戻らなかったり、縫い付けたあとで交換したくなったり、意外と手間がかかりますよね。
でもご安心ください♪
この記事では、「不器用さんでもできるコツ」をテーマに、すぐに試せる直し方から、くり返さないための予防ワザまで、やさしく解説していきます。
便利な手順を紹介してくれているYouTube動画も合わせてご紹介しているので、手元を見ながらゆっくり進められますよ。
ズボンの不快感から解放されて、今日からまた気持ちよく過ごしましょう!
ズボンのゴムがねじれ・折れた!すぐにできる対処法まとめ
「あれ?ウエスト部分がゴロゴロしてる…」
気づいた時にはもう手遅れ?いえいえ、意外とカンタンに直せることも多いんです♪
まず試して!手で整える「しごき直し」の基本テク
まず最初にやってみてほしいのが、手でゴムのねじれを戻す「しごき直し」です。
ズボンのウエスト部分を両手で持ち、ゴムの通っている部分を少しずつ左右に引っ張りながら、
中のゴムを“しごくように”動かしてみましょう。
ポイントは、一気に直そうとせず、少しずつ様子を見ながら引っ張ること。
この方法は、ゴムが完全に回っていない状態(途中でねじれている程度)なら、特別な道具がなくても直せる手軽な方法です。
軽く揉むように生地を動かすことで、ゴムが元の位置に戻ることもあるので、まずはこの方法から試してみるのがおすすめですよ。
通し口があるズボン|ゴムを引っ張って整える手順
ウエストの内側に「ゴムの通し口」があるタイプのズボンなら、もっと簡単にリカバリーできます。
やり方は以下の通りです:
- 通し口からゴムの端をつまみ出します。
- ゴムをゆっくりと引き出して、中のねじれを確認。
- 向きを整えながら元に戻し、通し口に押し戻すように入れ直します。
この時、ゴムが途中で引っかかるようなら、安全ピンなどで少しずつ引っ張ってみるとスムーズに動きやすくなります。
また、ゴムが伸びていたり傷んでいるようなら、このタイミングで新しいゴムに取り替えるのもおすすめですよ。
縫い付けタイプでもできる!通し口なしの直し方
「うちのズボン、通し口がないタイプなんだけど…」という方も大丈夫。
ウエストゴムが生地に縫い付けられている場合は、まず縫い目を一部ほどいて、ゴムにアクセスできるようにしましょう。
やり方のイメージがわかないときは、以下の動画がとても参考になります:
▶ 【動画】ウエストベルトに縫われているゴムの入れ替えお直し
ウエストゴムが縫い込まれたパンツのお直し動画です。チェーンステッチの解き方から、ゴムの調整・交換、縫い閉じまで解説。チェーンステッチはコツを掴めば簡単に解けますよ。
動画を参考にしながら少しずつ進めれば、きれいにゴムを整え直す or 交換することも十分可能です。
一度やり方を覚えれば、他のズボンにも応用できるので、時間のある時にチャレンジしてみてくださいね♪
繰り返すねじれを防ぐ!おすすめの3つの対策法
ゴムを直しても、またすぐにねじれたり丸まったり…そんなイライラを繰り返さないために、
ちょっとした工夫で「ねじれにくいズボン」に変身させましょう♪
① ゴムを数か所だけ縫い留めてズレを防ぐ方法
もっとも手軽にできるのが、ゴムをウエスト布に“数か所だけ縫い留める”方法。
ゴムが通っている部分の外側から、2〜4か所ほど小さなステッチ(返し縫い)を入れて固定するだけで、
ねじれやズレがかなり防げます。
縫い目は糸の色を合わせれば目立ちませんし、ミシンがなくても手縫いでOKです。
「どこにどう縫えばいいの?」という方は、こちらの動画がわかりやすいですよ:
▶ 【動画】防止ステッチの入れ方をチェック
ウエストゴムのねじれを防ぐ方法を解説してくれています。ゴムを整え、両脇を縫い留めるだけで着心地が向上し、ねじれても簡単に直せるようになります。厚い箇所は縫い目を大きくするのがコツです。
一度縫ってしまえばズレにくくなり、日々のストレスがぐんと減りますよ。
② 2本のゴムでねじれを防ぐ!「2段ゴム構造」の作り方
もう少ししっかり対策したい方には、2本の平ゴムを使った「2段ゴム構造」もおすすめです。
これはウエスト部分に2本のゴム通し口を設けて、それぞれにゴムを通すという方法で、
ゴムが支え合うような構造になり、ねじれにくく安定感もアップします。
実際に作るときの手順はこちらの動画で丁寧に紹介されています:
▶ 【動画】2段ゴム構造の縫い方とポイント解説
ウエストゴムのねじれや折れを防ぐステッチの入れ方を解説しています。ゴムをピンと張って縫うことで、綺麗なギャザーを実現できます。さらに、ゴムの端をしっかり止める方法もわかりやすく紹介しています。
ちょっと手間はかかりますが、子どものズボンや動きの多い服にぴったり。
長く使いたいお気に入りの1枚にぜひ試してみてください。
③ もうねじれない!折れにくいゴムの選び方と長さのコツ
そもそも「どんなゴムを選ぶか」で、ねじれやすさは変わってきます。
おすすめなのは、
- 幅広タイプ(20〜25mm)の平ゴム
- やや硬めでハリのある素材(柔らかすぎると丸まりやすい)
- パジャマや子ども服用の専用ゴム(洗濯耐久性◎)
長さは、ウエストサイズから5〜10cm短めにカットして調整するのが基本です。
「交換するたびにねじれる…」という方は、ゴムの種類や幅を変えるだけで劇的にラクになることも多いので、
ぜひ一度見直してみてくださいね♪
ゴムを縫い付けたあと、交換したくなったらどうする?
「がんばって縫い留めたのに、やっぱりゴムを交換したい…」
そんな時も慌てなくて大丈夫!
ちょっとした工夫で“やり直し”できる方法をご紹介します。
縫ったゴムをキレイに外して交換する手順
一度縫い付けたゴムでも、縫い目をほどけば再び取り出して交換することが可能です。
以下のような手順で進めてみましょう:
- 目打ちやリッパー(なければ小さいハサミ)を使って、縫い留めた部分の糸を丁寧にほどきます。
- 糸くずを取り除きながら、ゴムを通し口から引き出します。
- 新しいゴムを入れ替えて、位置を整えてから再び縫い留めればOKです。
糸を切るときは生地に傷をつけないよう慎重に作業してくださいね。
不安な方は、一部のステッチだけ外して少しずつ進めると安心です。
縫わなくてもOK!仮止めアイデア集(裁縫が苦手でも安心)
「縫うのがやっぱり不安…」「仮止めで試してからにしたい!」という方におすすめなのが、針を使わずに固定できるアイデアです。
たとえばこんな方法があります:
- マジックテープ付きゴムを使って調整しやすくする
- ゴム端にスナップボタンをつけて、洗濯時だけ取り外せるようにする
- 接着テープ(アイロンタイプ)で軽く留めてみる
どれも「一時的に試したい」「うまくいったら本格的に縫いたい」という方にぴったり。
裁縫が苦手でも大丈夫♪
失敗を恐れずに、まずは“お試し”感覚でチャレンジしてみてくださいね。
そもそも、ズボンのゴムがねじれ・折れる原因とは?
「どうしてこんなにゴムがねじれるの?」
そう感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
ここではゴムがねじれたり折れたりしやすくなる“そもそもの原因”について、わかりやすく解説します。
原因①:袋布とゴムのサイズが合っていない
まず多いのが、ゴムが通る“袋布の幅”と、ゴム自体の幅が合っていないケースです。
袋布が広すぎるとゴムが動きやすくなり、回転しやすくなってしまいます。
反対にキツすぎても摩擦が強くなり、スムーズに動かなくなることも。
特に既製品の場合、ゴム交換の際に元のサイズと違う幅のゴムを入れてしまうと不具合が起こりやすくなります。
袋の幅とゴムの幅がバランスよく合っているかをチェックすることが、ねじれ防止の第一歩です。
原因②:柔らかい素材のゴムは丸まりやすい
ゴムにもいろいろな種類がありますが、とくに柔らかく薄手のゴムは丸まりやすく、ねじれやすい傾向があります。
着心地がよくても、ウエスト部分がふにゃふにゃしたり、体にフィットしすぎることで、動いたときに中でくるっと回転してしまうことも。
頻繁にねじれるズボンがある場合は、少しハリのあるタイプの平ゴムに交換するだけで改善されることもありますよ。
原因③:洗濯や脱ぎ着のクセで“折れぐせ”がつくことも
毎日の洗濯や、履く・脱ぐときのクセもゴムのねじれや折れの原因になります。
とくに、ウエストをグイッと引っ張るように脱いだり、干すときにウエスト部分だけを吊るしてしまうと、ゴムに偏った力がかかり、クセがついてしまうことも。
たたみ方や干し方を少し意識するだけでも、ゴムのねじれ予防につながりますよ。
Q&A|ズボンのゴムでよくあるお悩みに答えます
ここからは、ズボンのゴムにまつわる「よくある疑問」をピックアップして、わかりやすくお答えします。
「私だけ?」と感じやすいお悩みも、実はみんな経験していることばかりですよ。
Q1. 裁縫が苦手でも本当に直せますか?
はい、大丈夫です!
今回ご紹介した方法の中には、ミシン不要・手縫いでもOK・縫わずに仮止めできるアイデアもあります。
不器用さんでも「やってみようかな」と思えるように、動画や具体的なステップも一緒に紹介していますので、まずはできそうなところから気軽に試してみてくださいね。
Q2. 子どものズボンやパジャマにも応用できますか?
もちろんOKです!
子ども服はゴムの幅が細かったり、生地がやわらかかったりするので、ねじれ・折れが起こりやすいですよね。
今回ご紹介した「防止ステッチ」や「2段ゴム構造」は、子ども用のズボンやパジャマにも応用しやすく、長持ちさせるのにも効果的です。
お気に入りの服を長く着てもらうためにも、ぜひ試してみてください♪
Q3. アイロンでゴムを直せるって本当?失敗しないコツは?
ゴムのねじれや折れグセが軽い場合は、アイロンの熱である程度平らに戻せることもあります。
ただし、ゴムの素材によっては熱で縮んだり劣化したりする可能性があるため、次の点に注意しましょう:
- アイロンは中温以下(スチームなし)で使う
- あて布をして直接ゴムに当てない
- まずは目立たない場所でテストしてから行う
完全に直るとは限りませんが、応急処置としては試してみる価値ありです。
Q4. ゴムの寿命や替え時はいつ?
ゴムの寿命は使う頻度や洗濯回数にもよりますが、目安は以下の通りです:
- 2〜3年ほどで伸びてゆるくなることが多い
- 見た目に変化がなくても、ウエストがずり落ちるようなら交換のサイン
- 手で引っ張ったときに弾力が戻らない場合も要注意
「最近なんだか履き心地が悪いな…」と感じたら、中のゴムが伸びている可能性大です。
こまめにチェックして、お気に入りのズボンを気持ちよく着られるようにしましょう♪
こちらの動画では、スカートのゴム入れ替え方を解説しています。安全ピン等で古いゴムを引き出し、新しいゴムと結んで通す簡単テクニックです。ウエストサイズの1~2割減で快適フィットに調整し、他のゴム製品にも応用可能ですよ。
まとめ|お気に入りのズボン、今日から快適に♪
ズボンのウエストゴムがねじれたり、折れたり…。
毎日ちょっとしたことだけど、気づくたびにモヤッとしますよね。
でもご安心を♪
この記事でご紹介した方法を使えば、不器用さんでも、今日からラクに対処できます。
あなたに合った対処法を選ぶとしたら、こんなふうに考えてみましょう
- 今すぐなんとかしたい人は…
→ 「しごき直し」や「通し口から引っ張る」方法でパパッと応急処置! - もう二度とねじれさせたくない人は…
→ 「数か所縫って固定」や「2段ゴム構造」でしっかり予防♪ - 裁縫が苦手・道具がない人は…
→ 「仮止めテク」や「幅広ゴムへの交換」で、縫わずに工夫できます◎
ちょっとした対策で、お気に入りのズボンがまた快適に履けるようになりますよ。
「これなら私にもできそう♪」と思った方法から、ぜひ気軽に試してみてくださいね😊
執筆:なおみ(Naomi)
管理栄養士・二児の母。
食と健康にまつわる情報はもちろん、子どもの衣類や暮らしの「ちょっと困った」を解決するアイデアも発信中。
「ズボンのゴム問題」は、わが家でも何度も悩んだテーマのひとつ。自分の経験をもとに、簡単で試しやすい方法を紹介しています♪
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