赤ちゃんのプクプクほっぺ、思わずキスしたくなりますよね。ですが、「キスで虫歯が移る」という話もあるので、心配なママもいるのではないでしょうか?
赤ちゃんのほっぺにキスをしたくらいでは、虫歯はうつりません。しかし、周りの人からの唾液によって虫歯菌は移りやすいので、赤ちゃんの口やその周辺ににキスをするのは辞めたほうがいいですね。
ここでは、赤ちゃんにキスをしていけないワケをお伝えしていきます。
また、赤ちゃんを虫歯にさせないために気をつけたいこともお伝えしていきますので、赤ちゃんの口内環境を守るためにもぜひ参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんにキスしたい!でもダメ!赤ちゃんにキスをしていけないワケとは?
産まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯菌は存在していません。
ですが、周りの人たちの唾液が赤ちゃんの口の中に入ることによって、虫歯菌が移ってしまいます。キスだけに限らず赤ちゃんと同じコップやスプーンを使ったり、食べ物をフーフーしてあげたりするだけでも、虫歯菌が移ってしまうことがあるんです。
虫歯の原因菌と言われているミュータンス菌は、砂糖をもとにして歯の表面に住み着きます。そのため、歯が生えていなかったり、砂糖を含むものを食べていなかったりする時期は、ミュータンス菌は歯に住み着くことはありません。
しかし、乳歯が生え、お菓子や飲み物などで砂糖を摂取し始める2歳前後になると、虫歯菌(ミュータンス菌)は歯に住み着いてしまいます。
特に、乳歯は大人の歯に比べて柔らかいため、少しのことで虫歯になってしまいます。そのため、少しでも虫歯になりにくい状態を保ってあげることが必要です。
かわいい赤ちゃんには思わずキスをしたくなりますが、虫歯菌を移さないためにも口へキスするのは辞めたほうがいいですね。赤ちゃんにキスをするのなら、ほっぺまでに留めておきましょう。
赤ちゃんへのキスだけじゃない!虫歯にさせないためにほっぺにキス以外にも気をつけたいことは?
口へのキス以外にも、虫歯菌を移さないために気をつけることがあります。
など、周りの人の唾液が赤ちゃんの口の中に入らないようにしましょう。
ですが、話したり咳をしたりするだけでも、赤ちゃんの口の中に唾液が入ってしまうこともあるかもしれません。
神経質になり過ぎるのも、赤ちゃんとのスキンシップに影響してしまいます。それより、周りの人が虫歯予防をすることが大切です。
しっかり歯磨きをしたり、虫歯を治療したりして、口の中の虫歯菌を少しでも少ない状態にしておきましょう。口の中の虫歯菌が少なくなることで、赤ちゃんにも移りにくくなります。
もちろん、赤ちゃんにもしっかり歯磨きをしてあげましょうね。
また、赤ちゃんに食べ物をダラダラ食べさせるのもよくありません。食べ物を食べると、虫歯菌は食べ物の糖分を酸に変えて歯を溶かします。でも、歯には再石灰化という働きがあるため、歯をもとの状態に戻してくれます。
ですが、ダラダラ食べ物を食べていると、この再石灰化が行われないため虫歯になってしまうんです。赤ちゃんには、時間を守って食べ物を食べさせてあげてくださいね。
赤ちゃんのほっぺにキスで虫歯は移るの?虫歯にさせないためにできることのまとめ
大人の唾液が赤ちゃんの口に入ることで虫歯菌が移り、虫歯になりやすくなることが分かっていただけたでしょうか?
赤ちゃんのほっぺにキスをしたくらいでは、虫歯は移りません。もちろん、口にキスをしたり、食器を共用したり、大人の唾液が赤ちゃんの口の中に入らないようにすることは大切です。
ですが、それ以外にも赤ちゃんを虫歯にさせないためにできることは沢山あります。
赤ちゃんの口の中に大人の唾液が入らないように、スキンシップを減らすのも良くありませんよね。
まずは、パパやママが虫歯予防をして虫歯菌を減らすといいですね。