小学校の場合、先生が家庭の様子を把握する必要もあるため、家庭訪問が実施される学校が多くあります。幼稚園や保育園と違って、送り迎えがない小学校は先生と顔を合わせる機会が少ないので、親にとっても担任の先生がどんな方を知ることができる良い機会です。
では、家庭訪問の時にお茶やお茶菓子はどのようにしたらいいのでしょうか?
お菓子のお皿や出し方のマナー
実は家庭訪問の時は、お茶もお茶菓子も出さないほうがいいのです。学校によって家庭訪問のやり方が異なりますので、お知らせをよく読みましょう。
- 玄関先で
- 接待は不要です
とあったら、本当にお茶もお茶菓子も用意しなくても大丈夫。
近年は少子化となり、ひとクラスの児童の人数が減ったとはいえ、先生は一日に何軒もの家庭訪問をこなす必要があります。だいたい、ひとりあたり10~15分程度で、その短い時間内に話す内容は勉強のことから学校生活、人前では話しにくい家庭の事情など多岐に渡ります。
お茶を淹れに行っている間は話すことができませんし、こちらの家庭ではお茶とお茶菓子を食べたのに、あちらの家庭では食べなかったなんてことがあると、トラブルの原因になります。
また、お茶を飲むとトイレに行きたくなってしまいますからね。お茶とお茶菓子を用意するのは、「室内に入る場合」だけと考えましょう。
飲み物
家庭訪問時に先生にお出しする飲み物は、
- 淹れる手間がかからないこと
- すぐに飲めること
- 好みがわかれないこと
から、「冷たいお茶」がベストと言えます。
先生が来る前にコップを用意しておいて、先生が見えたらペットボトルから注ぎます。スーパーで購入できるペットボトルの冷たいお茶で構いませんが、コップの水滴が気になりますので、コースターがあるといいですね。
先生が飲まなくても気にする必要はありません。話していてのどが渇いた時に飲んでいただくスタンスで出しましょう。
お茶菓子
なくても問題ありませんが、用意したいなら、先生が来られる前にテーブルの上に置いておきます。
- 小さめのクッキー(スーパーで買えるもので可)
- 個包装のマドレーヌ、パウンドケーキなどの焼菓子
- 個包装の和菓子
などがおすすめ。小さめのクッキーならすぐに食べられます。
個包装で日持ちのするマドレーヌやパウンドケーキなら持って帰っていただくことも出来ます。普段使いのもので構いません。
先生が手を付けなかったり、持ち帰らなかったとしても、気にする必要はありません。逆に気になるのであれば、出さないほうがいいです。
和菓子は好みがわかれるので、あまりお勧めしません。甘いものは好きでも、あんこが苦手な人が多いからです。
気を付けなくてはならないのがお皿です。洋菓子の場合は洋皿、いつものパン皿などで構いませんが、和菓子を洋皿に載せるのはNGです。
洋皿しかないなら、和菓子は選ばないほうが無難ですね。
家庭訪問のお菓子は和菓子?洋菓子?
家庭訪問のお菓子は、先生が食べなくても、持って帰らなくても気にしない人だけが用意します。和菓子は好みがわかれるので、洋菓子の方がお勧めです。
アレルギーの有無は確認のしようがありませんし、アレルギーの原因になる食材はたくさんあるので、気にしなくていいでしょう。
ただし、お酒の入っているお菓子は避けましょう。好みがわかれることと、次の訪問先に影響してしまう恐れがあるからです。
具体的にお勧めのお菓子をご紹介しましょう。
アンリシャルパンティエ/フィナンシェ
発酵バターの香るアンリシャルパンティエのフィナンシェはお酒を使っていないので、誰にでも好まれる味です。
文明堂/カステラ
和菓子は好みがわかれますが、カステラは多くの方から好まれます。個包装になっているタイプを選べば、持って帰っていただくことも出来ますね。
まとめ
意外かもしれませんが、家庭訪問のお茶やお茶菓子は用意しないほうがいいのです。
用意している間、飲んだり食べたりしている間は話すことができませんので、1日に何軒もまわる先生にしてみると時間がもったいないのです。家庭訪問のお知らせをよく読んで、”玄関先で””接待不要”とあったら、本当に用意しなくていいです。
家の中にあがる場合だけ、冷たいお茶と小さめのクッキーや個包装の洋菓子を用意
しましょう。先生が食べなくても、もって帰らなくても気にする必要はありません。
逆に気にする人は用意しないほうがいいですよ。
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