さつまいも、美味しいですよね。
さつまいもと言えば、健康に良くて便秘解消に役立つイメージがあるので、ついつい2本、3本と手が伸びちゃう…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなさつまいもですが、実は食べ過ぎると体にとって良くないことが起こってしまうことがあるんです。
今回は、さつまいもの食べ過ぎによる腹痛について詳しく解説します!
要注意!さつまいもを食べすぎるとこんなことが!
下痢になる
さつまいもは食物繊維を大量に含んでおり、便秘解消に良い食材として知られています。
さつまいもに含まれている食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があり、その割合は不溶性食物繊維1.8g、水溶性食物繊維0.5gと不溶性食物繊維のほうが多くなっています。
不溶性食物繊維には、腸を刺激して便を押し出す作用があります。そのため腸を刺激する作用が出過ぎてしまうと、下痢を引き起こすことがあります。
つまり、さつまいもを食べ過ぎることで、人によっては食物繊維の効果が出過ぎて下痢になってしまう可能性があるということになります。
便秘になる
さつまいもを食べ過ぎると、便秘による腹痛が起こることもあります。
さつまいもが便秘解消に良いと言われるのは、不溶性食物繊維が腸の中の水分を吸収して腸の働きを活発にすることによって便通を良くしようとするからです。
そのため、腸内に水分が少ない場合、腸内の便から水分を吸収するので便が硬くなって排出されにくくなり、便秘が悪化して腹痛が起こってしまうことがあります。
さつまいもを食べるときは、一緒に水分を摂取するのがおすすめです。
太る
さつまいも100gのカロリーは132kcalとご飯と比べて低めです。
しかし、さつまいもは密度が高く1本あたり約200gあるので、ついつい2本、3本…と食べてしまうと、さつまいもだけで500~1000kcalも摂取してしまうことになります。
適量ならいいことずくめ♪さつまいもの効果効能
さつまいもはお芋ですので、その主成分は炭水化物です。
しかし、各種ビタミンやミネラル類も豊富に含まれ、食物繊維が非常に多く含まれている栄養満点の食材なんです。
美肌を作る
さつまいもに含まれるビタミンCは肌のシミ対策や炎症に効果的であると言われる栄養素です。通常のビタミンCは熱に弱い特性を持っていますが、さつまいもに含まれるビタミンCは熱に強い特性があると言われています。
腸内環境の改善
先述した通り、さつまいもには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が含まれています。
水溶性食物繊維は小腸での栄養素の吸収速度を緩やかにし、食後の血糖値の上昇を抑えると言われています。
不溶性食物繊維は大腸を刺激し、排便をスムーズにすることで腸がきれいになります。
この2つの役割でお腹のなかを美しくしてくれます。
肌のターンオーバーを正常にする
さつまいもには腸のなかを美しくしてくれる食物繊維とヤラピンという成分が含まれています。
この2つの栄養素は腸に届くと老廃物の排出の手助けをしてくれます。肌は腸の健康状態と関連していると言われているので、腸内環境を整えて老廃物を排出することで肌の調子を整えてくれます。
イライラ予防
さつまいもに含まれるビタミンB1は脳にとってのエネルギー源であるブドウ糖の代謝に欠かせないビタミンです。
ビタミンB1が不足するとイライラや疲労感、食欲の低下を引き起こしてしまうことがあります。
むくみ改善
さつまいもには、お米の18倍のカリウムが含まれています。カリウムは余分な塩分を体外に排出してくれるので、むくみ対策にも有効的です。
細胞の酸化を抑える
さつまいもに含まれるポリフェノールやビタミンCには、細胞の酸化を抑える抗酸化作用があります。細胞を酸化から守ることで、体のなかから美しくなり元気な体作りをサポートしてくれます。
がん予防
さつまいもに含まれるビタミンCは、がんの発生原因の一つである活性酸素の発生を抑制する効果があると言われています。
血糖値の上昇を緩やかにする
さつまいもは血糖値の上昇が緩やかになる「低GI食品」です。
さつまいもにはレジスタントスターチと呼ばれる難消化性でんぷんが含まれており、胃や小腸で消化されずに大腸まで届いて、腸内環境の改善や血糖値上昇抑制効果を発揮します。
特に冷やして食べることで、その効果が発揮されやすいと言われています。
まとめ
健康に良いイメージのさつまいもですが、食べ過ぎると食物繊維の効果が出過ぎて腹痛を引き起こしたり、太ってしまうことがあるということが分かりましたね。
しかし、さつまいもには色々な栄養素が幅広く含まれているので、適量さえ守れば健康や美容にも大いに役立てることが出来ます。
食べる量に注意して、美味しくいただきましょう♪