目元や口元に出来やすい乾燥小じわ。メイクがよれたり、老けて見えたり…結構気になる存在ですよね。「しっかりと保湿しているのになかなか小じわが消えない」という方も多いようです。
そこで今回は、乾燥小じわが出来る原因と日常生活で気を付けたいポイントについてご紹介します。
乾燥小じわが出来る原因
乾燥小じわの最大の原因は「皮膚の乾燥」です。本来、肌表皮の角質の水分は皮脂やセラミド、天然保湿因子などで守られています。しかし角質の水分を守っているバリア機能が弱まると、肌の水分が蒸発して水分が奪われ、肌にしわが刻まれる原因となってしまいます。
間違ったスキンケア
スキンケア方法が間違っていると、かえって肌のバリア機能を弱めて乾燥を進行させてしまうことになります。
例えば、クレンジングや洗顔の回数が多かったり強くこすったりすると、肌に負担を掛けて必要な皮脂まで取り除いてしまいます。特に目元は皮膚が薄く、刺激を与え続けると肌に負担が掛かって小じわの原因となりやすいので注意が必要です。
またアルコール配合の化粧品や美白化粧品、香料や着色料が配合された化粧品は、肌質によっては乾燥の原因となったり、刺激が強すぎる場合があります。これらの化粧品は、目元や口元を避けて使うようにしましょう。
紫外線
紫外線はあらゆる肌トラブルの原因となり、紫外線によって肌が乾燥すると小じわが目立ってしまいます。また紫外線のダメージは、肌のたるみやほうれい線など皮膚の老化にも繋がります。夏の日差しはもちろんですが、紫外線対策は年間を通して必須です。
生活習慣
タバコや偏った食生活、睡眠不足は肌の大敵であると言われています。特にタバコに含まれるニコチンは血流の流れを悪くする働きがあるため、摂取し続けると肌の乾燥が進むと言われています。
「喫煙女性はタバコを吸わない女性に比べて小じわが3倍以上多い」というデータもあるため、肌のためには禁煙も必要です。
乾燥小じわを作らない!日常生活で気を付けたいポイント
では、具体的に乾燥小じわを防ぐためにはどのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。
正しいクレンジング
乾燥小じわを防ぐためには、正しい方法でスキンケアすることが重要です。
目元のメイクや口紅などの落としにくい箇所は、ポイントメイクリムーバーを使って綿棒やコットンで優しく落とすようにします。マスカラはコットンで挟んで、時間を置くと取れやすくなります。洗顔料は、泡立てネットなどで泡立てて使いましょう。きめ細かい泡を使うことにより、肌への負担が少なくなります。
洗顔するときは、皮脂の多いおでこや鼻から順に洗っていきましょう。目元や口元などの皮脂の少ないところは、後から洗うことで皮脂を落とし過ぎるのを防ぐことが出来ます。熱いお湯は乾燥を招いてしまうため、水の温度はぬるま湯がおすすめです。
紫外線対策
夏だけではなく、年間を通して日焼け止めを塗るようにしましょう。日焼け止めは吸収量が限られているため、こまめに塗りなおすようにします。また帽子や日傘、手袋などを使って紫外線を防いだり、日陰を選んで歩くようにするなど日々の積み重ねが大切です。
生活習慣
生活習慣に気を付けるだけで、肌の調子が変わってきます。食事や睡眠を見直してみましょう。美しい肌のためには、内側からのケアも大切です。
発酵食品はお肌を内側から若々しく保ってくれる効果が期待出来ます。他にも、にんじんやほうれん草などのビタミンA、いちごやレモンなどのビタミンB、アーモンドなどのビタミンEは肌老化を防ぐ抗酸化力が高く効果的です。鉄分やカリウム、ミネラルが豊富なドライフルーツをおやつ代わりにすれば、食事では取りきれない栄養素を補ってくれます。
また、質の良い睡眠も大切です。寝る前に軽くストレッチをしたり、アロマオイルでリラックスするなどして、自分なりの入眠環境を整えましょう。また、夜遅くのカフェインの摂取は控えたほうが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
乾燥小じわは、間違ったスキンケアや紫外線、生活習慣など日々の積み重ねで出来やすくなってしまいます。日常生活で気を付けたいポイントを意識することで乾燥を防ぎ、小じわの目立たないふっくらとした若々しい肌を手に入れましょう!