サラダや肉料理の付け合わせに欠かせない千切りキャベツ。でも、食べてみたら「なんだか苦い・・・」という時がありませんか?
「腐ってるのかな?」「食べないほうがいいのかな?」って思ってしまいますよね。でも、苦みがあるからと言って、腐っているワケではないんです。
その苦みは、キャベツに含まれる「イソチオシアネート」と呼ばれる辛み成分が原因。大根おろしが苦いのもこの成分のせいなんです。つまり、食べても大丈夫。
ですが、無理してまで苦いキャベツを食べるのはイヤですよね。それなら、キャベツの苦みのとり方を知っておきましょう!
ここでは、キャベツが苦い原因と、千切りキャベツの苦みのとり方についてご紹介します。
キャベツが苦い理由とは?
我が家でも千切りキャベツを肉料理の付け合わせにすることがよくあります。でも、時々苦いことがあるんですよね。
いつもではないので、「何か理由があるのかな?」と思っていました。実は、これはキャベツに含まれる「イソチオシアネート」という辛み成分が原因のようです。
このイソチオシアネートは、キャベツ以外にも大根や菜の花など他のアブラナ科の野菜にも含まれています。また、このイソチオシアネートは空気に触れるほど、苦みが強くなる特徴があります。
そう言えば、私も翌日に残った千切りキャベツを食べた時に、苦みを感じました。つまり、空気に触れ過ぎたということ。
千切りキャベツにすると苦みが分かりやすいのは、それだけ空気に触れやすいためだったんですね。そのため、切ってすぐに食べるようにすれば、苦みも気になりません。
食べきれるぶん分だけ、千切りにするようにしましょう。
千切りキャベツの苦みのとり方と、キャベツが苦い時のおすすめレシピ
せかっく作った千切りキャベツ。なるべくなら苦みを取りたい人も多いのではないでしょうか?
それなら、千切りにしたものを水にさらしましょう。イソチオシアネートの成分は、水にさらすことで流れ出るんです。
あまりに長時間水にさらすと他の栄養素も流れ出るので、さらす時間は5分以内にしておいて下さいね。
また、キャベツを切る包丁も重要なんです。切れない包丁を使うとキャベツがつぶれるため、イソチオシアネートがたくさん出てしまいます。
おいしい千切りキャベツを作りたいのなら、しっかり研いだ切れる包丁を使うようにしてみてくださいね。これらのことを試してみても苦みが気になることもあると思います。
それなら、苦みが気にならないように調理するのもアリです。では、千切りキャベツが苦い時のおすすめレシピをご紹介します。
美味しすぎ!キャベツと卵のごまだれサラダ
苦みの気になる千切りキャベツは、マヨネーズなどの味でごまかすという手もあります。
このレシピのように卵や他の野菜などをプラスすれば、ガッツリごちそうサラダの出来上がりです。
千切りキャベツのスープ野菜
スープに千切りキャベツを入れるのもおすすめです。
生の千切りキャベツより、加熱したほうが甘みも出て苦みが気にならなくなります。
千切りキャベツだけでなく他の野菜やウィンナーなども入れれば、よりコクが出て美味しくなりますよ。
半熟卵の豚キャベツのオムレツ~豚平焼き~
苦い千切りキャベツは、豚平焼きやお好み焼きに入れるのもいいです。
加熱されることで甘みが出るだけでなく、ソースが濃い味なのでそこまで苦みが気になりません。
とん平焼きやお好み焼き以外にも濃い味付けにすれば、苦みをごまかすことができますよ。
苦い千切りキャベツは、苦みが気にならないように工夫して食べきってくださいね。
キャベツが苦いけど大丈夫?原因と千切りキャベツの苦みのとり方のまとめ
キャベツが苦いのは、イソチオシアネートと呼ばれる辛み成分が原因です。この成分は大根などにも含まれており、決して害のある苦みではありません。
ですが、なるべくなら苦くなく美味しくキャベツを食べたいですよね。このイソチオシアネートは空気に触れるほど苦みが増す特徴があります。そのため、苦みが出る前に早めに食べきってしまいましょう。
また、水にさらすことでイソチオシアネートを流れ出すことができます。それでもダメなら、調理してみて。
味をつけたり加熱したりすれば苦みがあまり気にならなくなり、最後まで美味しく食べきることができますよ。