家庭で簡単にできる手作りパックの中に、“卵殻膜パック”があります。卵殻膜エキスを家庭で作る場合には、時間も手間もかかりますが、卵殻膜パック作りはとっても簡単なんです!
パックの作り方からやり方まで、分かりやすく解説したいと思います。卵殻膜手作りパックのやり方や効果についてもまとめましたので、参考にしていただければと思います。
卵殻膜とは、卵の殻の裏側についている薄い皮のことで、この卵殻膜には人間の肌に必要な成分が含まれています。この卵殻膜パックは、手軽にできるパックなのに効果が実感できる人が多いことで、最近注目されているものでもあります。あなたもぜひ試してみてはいかがでしょうか?
卵殻膜の手作りパックのやり方
卵殻膜手作りパックのやり方の前に、簡単に卵殻膜について説明させてくださいね。
卵殻膜には、3型コラーゲン(別名ベビーコラーゲン)を増やす働きがあります。更に美肌細胞であるヒト線維芽細胞を助ける働きもあり、この働きによってコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進する効果もあります。
美白成分として知られるアミノ酸のシスチンも多く含まれていますので美白効果も期待できるうえ、保湿物質を構成するアミノ酸がとても多く含まれているんです。
厚さはわずか0.07㎜だというのに、こんな優れものなんですね。
女性の多くが求める効果がこの卵殻膜には詰まっているということになります。
では、早速卵殻膜パックの作り方とやり方をご紹介しましょう。
準備するものは、
- 生卵
- 水
- 消毒した容器
これだけ!
卵殻膜パックのやり方は、
- 卵を割り、殻を水洗いしてしばらく水に浸しておきます(30分ほどで卵殻膜が剥がれやすくなります)
- 殻から卵殻膜を剥がします(この時、ピンセットなどを使うときれいに剥がせると思います)
- 剥がした卵殻膜の卵白についていた方を肌の気になる部分に貼り付けます
- 5分~30分ほど放置したあと、肌から剥がしてください
- 剥がしたあとは、洗顔後におこなうスキンケアをやったらパック終了です
卵殻膜パックをする場合には、肌を清潔な状態にしてほしいので卵殻膜が剥がれるまでには、洗顔やクレンジングなどを済ませておきましょう(洗顔後、スキンケアはしないでくださいね)。
卵殻膜パックは、殻から剥がしてすぐ使う方が卵白についていた方が分からなくならないのでオススメですが、例えば「顔全体にパックしたい」という場合には、卵1個分の卵殻膜では足りませんよね。
その場合には、ある程度の量が必要となるため、剥がした卵殻膜をしっかり乾燥させたのち、消毒した容器に保存し、冷蔵庫などの暗所で保管してください。
この時、肌につける側(卵白側)が分からなくならないように注意してくださいね。乾燥した卵殻膜を使う場合には、水で柔らかくしてから使用してください。
卵殻膜パックの効果|毛穴やニキビ跡にも効果あり?
卵殻膜パックの効果として、傷の修復などがあります。昔は、傷口に貼って治療薬として用いていたようなので。これは、卵殻膜内に含まれる線維芽細胞に傷の修復能力があるからです。
この修復能力で、ニキビなどを修復する力が期待されています。毛穴の開きなどもこの修復能力で開きを閉じていく効果が期待できるといわれています。
どちらも、即効性があるものではなく、何度も繰り返して修復していくものなのですが、ここで肌のターンオーバーを意識することが大切です。
特に、ニキビの場合にはすべてのニキビに対応しているわけではないことを覚えておきましょう。ニキビの種類別の対処法をまとめましたので、参考にしてみてください。
卵殻膜パックで効果が期待できるニキビの状態
卵殻膜パックで効果が期待できるニキビの状態とは、
赤みがあるニキビの場合
まず赤み(=炎症)を抑える必要があるため、抗生物質やステロイドなどで消炎し、赤みが落ち着いたのち卵殻膜パックをします。炎症があるうちは、卵殻膜パックの効果は実感しにくいです。
卵殻膜には、肌のバリア機能を正常に働くよう誘導し、ターンオーバーを正常にする働きがあるため、炎症がおさまったあと、ニキビができにくい肌質に改善してくれる効果が期待できます。
色素沈着してしまったニキビの場合
ピーリングなどで古い角質を取り除き、ターンオーバーを促進させます。
ニキビ跡がシミのようになっている場合にはターンオーバーを活性化させることで新しい皮膚に再生させてから卵殻膜パックをすることでさらにターンオーバーを促進させてくれる効果が期待できます。
ピーリングとパックを同じタイミングでやることは避けましょう。ピーリング後はしっかりと保湿ケアをし、パックは少なくとも翌日にするようにしてください。
クレーター(ニキビ跡が凸凹している)状になっているニキビの場合
ニキビ用の薬でも治りにくいのがこのタイプです。この状態になる原因は、肌の組織や皮膚の組織にダメージがあるものなので、肌表面だけのスキンケアだけでは治すことが困難な種類です。
ある程度、肌のダメージをなくすために美容皮膚科などで、しっかりと治療することをおすすめします。
しかし、「時間がかかってもいい」という場合なら卵殻膜パックも可能です。
卵殻膜には先ほども書きましたが、衰えてしまった線維芽細胞を活性化させる働きがあります。
クレーターも肌のキズに似た状態であるため、卵殻膜が皮膚の修復をしてくれるので、クレータータイプのニキビ跡もパックし続ければ改善される可能性はあります。
卵殻膜手作りパックは気になるお肌に手軽にペタッと!
顔全体にパックするのは、ちょっと大変ですが卵殻膜パックは、気になる部分に手軽に貼るだけの簡単パックです。
朝食などで卵を使用した時には、殻をしっかり水洗いしてきれいなボウルなどに水を張り、殻を浸しておくと朝食後にちょうど卵殻膜が剥がれやすくなっているので、食器などを洗っている間に気になる部分にペタッと貼っておくと、それだけでパックができてしまいます。
後片付けが終わる頃に、剥がして化粧水や乳液などのスキンケアをするだけで、あなたの肌の悩みが解消していきますからとても手軽なパックだと思います。
人によっては、「即効性を実感した」という人もいるかもしれませんが、基本的には何度か繰り返してやる方が効果を実感できる人が多いようです。だからこそ、「さあ!やるぞ!」と構えてやるのではなく、何かのついでにやる方が長続きすると私は思います。
卵殻膜エキスを手作りするのは、ちょっぴり大変ですが卵殻膜パックは本当に簡単にできますので、是非試してみてください。あなたの気になる肌トラブルが、家事をしながら解決できたら嬉しいと思いませんか?
ぜひ、手軽なのに効果がある卵殻膜パックを試して、キレイな肌を目指してください。あなたの肌の悩みが卵殻膜パックで解消しますようにと、願っています。
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