手軽に作れて美味しいパスタ、休みの日のお昼ご飯に食べる方も多いのではないでしょうか?
でも、パスタはどちらかと言うとコッテリしているイメージですよね。そのため、
- パスタは消化が悪いんじゃないの?
- 胃腸が弱っている時に食べてもいいの?
と思う人もいるのではないでしょうか?
パスタの麺は、小麦粉と塩、水だけで作られています。パスタに使われている小麦粉はデュラム小麦と呼ばれ、小麦の中では消化が悪いほうですが、パスタの麺だけを見ると他の麺類と消化時間にあまり差はありません。
ですが、パスタはソースなどで味付けをしますよね。ミートソースやカルボナーラ、タラコなどいろいろなパスタがあります。消化の悪い肉類や乳製品、油などを使って調理をすると、それだけ消化も悪くなってしまうんです。
ここでは、パスタの消化時間についてお伝えしていきます。また、消化のいいパスタの食べ方もご紹介しますので合わせてご覧ください。
パスタは消化にいいの?悪いの?消化時間ってどれくらい?
市販のパスタソースを使えば、パスタは家庭でも簡単に作ることができますよね。我が家でも、休みのお昼にはよくパスタを食べます。
ですが、「パスタって消化にいいの?悪いの?」と疑問に思ったことはないでしょうか?パスタは小麦粉と塩、水から作られています。
消化にいいと言われるうどんも小麦粉、塩、水から作られているため、「同じように消化がいいかも?」と思う人もいるでしょう。しかし、「パスタソースはコッテリしているから消化に悪そう」と思う人もいるかもしれません。
パスタの消化時間は、2~4時間程度です。果物は30分程度、野菜は1~2時間程度の消化時間なので、パスタは特に消化のいい食べ物とは言えません。
さらに、パスタには肉や乳製品、油なども使うことがあります。肉などのタンパク質の消化時間は4~5時間かかるので、それらが入ったパスタはどちらかと言うと消化が悪い食べ物だと言えます。
そう考えると、パスタは胃腸が弱っている時や夜中に食べるのは避けたほうがいいですね。
消化にいいパスタの食べ方
「胃腸の調子が悪くてもパスタを食べたい!」と言うくらい、パスタ好きな人もいるのではないでしょうか?それなら、少しでも消化にいい状態にするのが一番。
調理方法に気を付ければ、消化にいいパスタにすることができるんです!
まずは、パスタの茹で具合から気をつけましょう。パスタはアルデンテが一番美味しいと言われますよね。アルデンテにすると美味しいだけでなく、消化にもいいんです。
その理由は、パスタの構造が関係します。パスタは、デンプンをグルテンで包みこんだ構造になっています。この状態だと消化酵素が入りやすいため、消化しやすいと言われています。ですが、パスタを茹ですぎるとデンプンが流れ出て、消化酵素が働きにくくなってしまいます。
そのため、パスタを茹ですぎると消化が悪くなってしまうんです。反対にパスタの茹で時間が短すぎると、芯が残って固いたけでなく消化にも悪いのです。つまり、適度な茹で具合が必要ということになります。
パッケージに書かれている茹で時間を守ったほうが、消化にいいパスタを作れるということなんですね。
次に、パスタの具材を消化にいいものに代えましょう。
肉類や乳製品、油が多いとどうしても消化が悪くなりがち。肉の量を控えめにしたり、生クリームの代わりに豆乳などを使ったりするようにして、少しでも消化のいい具材に置き換えてください。
また、消化がいい野菜をたっぷり入れるのもおすすめです。食物繊維の多いキャベツやニンジンなどを選ぶようにしましょう。
これらの事を踏まえて、消化にいいパスタレシピを紹介していきます!
消化にいいパスタレシピ
かぼちゃとほうれん草の和風パスタ
かぼちゃとほうれん草がたっぷり入ったパスタです。和風の味付けで、普段と違ったパスタになりそうですね。
パスタ入り野菜コンソメスープトマト風味
スープの中にショートパスタを入れるという方法もあります。スープなので、体の中からしっかり温まります。
キャベツとウィンナーの豆乳スープパスタ
牛乳ではなく、ヘルシーな豆乳を使ったレシピです。野菜もたっぷり入っているので、満足感が出ます。
パスタは消化が良いの?悪いの?のまとめ
パスタの消化時間は2~4時間程度なので、そんなに消化のいい食べ物ではありません。その上、肉や乳製品などを具材として使っているため、どちらかと言うと消化が悪いと言えます。やはり、胃腸の調子が悪い時はパスタを食べるのは辞めたほうがいいですね。
どうしてもパスタを食べたい時は、肉類や香辛料を控えめにしたり、野菜を増やしたりして、少しでも胃腸に負担をかけないようにしましょう。