世界最大の砂漠、サハラ砂漠のことをご存知ですか?
サハラ砂漠は、なんとアフリカの1/3の面積を占める、とても大きな砂漠です。そして、降雨量は年間100ミリ以下でほとんど雨が降らず、乾燥しています。
また、夏の日中の気温は50℃以上になることも!でも、初めから砂漠だったわけではないんです。1万年前は緑豊かな環境だったと言われています。
それが、5000年前くらいの氷河期から、空気が乾燥して砂漠になりはじめたようです。そんな昔からあるサハラ砂漠についてお話していきたいと思います。
サハラ砂漠ってどんなところ
サハラ砂漠は、北アフリカにある世界最大の砂漠です。総面積はアフリカ大陸の1/3を占めており、多くの国々にまたがって広がっています。
サハラ砂漠と言えば、見渡す限りの砂地をラクダが歩いている光景を思い浮かべるんじゃないでしょうか?でも、実際は砂でできた砂砂漠ばかりではありません。
大きな岩石が露出している岩石砂漠や、2ミリ以上の大きさの石片である礫(れき)でできている礫砂漠が80%を占めています。イメージと違って、砂の割合はかなり少ないんですね。
そして、砂漠といえば水が少なく、とても暑いイメージですよね?降雨量は一年間で100ミリ以下、ほとんど降りません。
そして、夏は日中気温が50℃、冬でも25℃になり、一年中暑いです。ですが、夜は昼間とうって変わって0℃まで気温が下がり、とても寒くなります。
しかも、雪が降ったこともあるんです。40センチ積もったところもあるらしいので驚きですね。
そして、降雨量も少なく、気温も高いので、水辺が少ない場所ですが、ところどころにオアシスと呼ばれる水が沸くところがあります。そこは、植物が茂り、緑豊かな場所になっています。
永遠と続きそうなくらい広い砂漠と、青く澄んだ空の組み合わせは、絶景らしいです。ラクダに乗って観光をできるなど、特別な体験もできるので、ぜひ行ってみたい場所ですね。
サハラ砂漠っていつどうやってできたか知ってる?
では、このサハラ砂漠、いつごろできたのでしょうか?
冒頭でも書いたように、大昔は緑豊かな自然の多い場所だったようです。ですが、長い年月、その場所は湿潤な時期と乾燥の時期を繰り返してきました。
そして、5000年前頃の氷河期に空気が乾燥して、徐々に砂漠になっていったと言われています。今でも、サハラ砂漠の面積はどんどん広がって、年々砂漠化が進んでいるらしいです。
これは、自然によるものではなく、人が影響しています。人口増加によって、食料のために家畜を多く飼うようになったり、住む場所の確保が必要になったりします。
その結果、家畜が少ない草を食べつくしたり、森林伐採を行ったりすることで、さらに砂漠化が進んでしまうのです。世界でも砂漠化を食い止める活動がいろいろ行われているので、それに期待したいですね。
サハラ砂漠ってどんなところ?いつどうやってできたの?まとめ
サハラ砂漠がどんなところか分かってもらえましたか?自然が作りだした広大なサハラ砂漠、とても神秘的ですね。
「サハラ砂漠には雪が降ったこともあるんだよ」とまわりの人に教えてあげたら、驚かれるかもしれませんよ。