赤ちゃんが生まれ、喜びと幸せの中にいるあなた。赤ちゃんの顔を見ているだけで自然と笑顔になる、なんて日々を過ごしていると思います。
しかし、赤ちゃんが生まれると「お七夜」や「お食い初め」「命名式」など、なんだかやらなくてはいけないことが意外とあるものだと不安になっていませんか。言葉は聞いたことがあっても、実際にどんなことをやるのかまでは知らないとなると、「どうすればいいの?」と、なってしまいますよね。
そこで、今回は「お七夜」についてまとめます。どのタイミングでするのか、どんなことをするのかなど、参考にしていただければ幸いです。また、「しない」という選択肢についてもあわせて、書いていきたいと思います。
お七夜って何するもの?「しない」という選択肢はあり?
そもそも赤ちゃんが生まれると、ママは一気に赤ちゃん中心の生活が始まります。もちろんパパだって一緒に子育てをする家庭が増えてきていますが、どうしてもママじゃないとダメなこともありますからね。
生まれたばかりの頃は、あっという間に1日が過ぎて行ったり、夜中の授乳などもあり、とにかく時間がいくらあっても足りないと感じてしまうこともあるでしょう。
そんな中、「お七夜」や「お食い初め」「命名式」などもしなくてはいけないとなると、その負担は想像以上かもしれません。「言葉は聞いたことがあるけど、実際何をするのか分からない」「全部やらなくちゃいけないの?」「どんなことをすればいいの?」など、考えただけでも不安になってしまうかもしれません。
そこで、簡単に「お七夜」についてご紹介します。大丈夫ですよ。そんなに不安になることはありませんから。
「お七夜」とは、「おしちや」といって、生後7日目の夜に赤ちゃんの健康な成長を願うお祝いの儀式です。平安時代の「産立ち(うぶだち)の祝い」が起源だともいわれています。
結構歴史ある儀式なんですね。
どんなことをするのかといいますと、「お赤飯や尾頭付きの鯛、昆布、紅白麩などの祝膳を家族で食べる」「お宮参りまでの約1ヶ月間、命名書を飾る」ということをします。
最近ですと、産後1週間での退院というのが主流になっていて、退院祝いとお七夜を一緒に行う人も増えてきているそうですよ。
なので、改まってお七夜をしなくてはいけないけど、何をすればいいの?と不安になることはありません。ママと赤ちゃんが退院した日に、家族でお祝いをするというような感覚でもいいんです。
もちろん、退院当日にあなた自身が祝膳を準備するのは、大変…というより無理だと思いますので、どこかで注文しておくのもいいかもしれませんね。参考までに私の場合は、お七夜に、祝膳を用意せず、お食い初めの時に赤ちゃんの分とパパ、ママの分を準備しました。
お食い初めは、生後100日目なので、お七夜からかなり先延ばしにしてしまいましたが、ママである自分の生活リズムが掴めた頃だったので、「どうしよう?」と焦ることなく、準備することができました。
お七夜の意味は?お食い初めとは違うの?
お七夜のやり方は、先ほどもご紹介しましたが、ではなぜお七夜をするようになったのでしょうか。それは、昔は、せっかく産まれても、無事に育つことが少なかったため、節目でもある7日目に「この日を迎えられたことへの感謝」と「この先も無事に育ちますようにという願い」をこめてお祝いをしたんです。
現代では、医療などの進歩や環境などのおかげで、日本も平均寿命が延びていますから、「この日を迎えられたことへの感謝」といわれても、ピンとこないかもしれませんが、こういう気持ちは時代に関係なく受け継いでいきたい気持ちですよね。
そして、先ほども少し書きましたが、「お七夜」と「お食い初め」、どちらも祝膳を準備してお祝いをする儀式ですが、おこなう時期に違いがあります。
お七夜は、生後7日目。これは地域によって、生まれた日を0日目とし、6日目に行う場合と、生まれた日を1日目とし、7日目に行う場合があるようなので、あなたの住んでいる地域の人に聞いてみるのもいいと思います。
お食い初めは、生後100日目。お七夜は、祝膳をいただくのは大人に対し、お食い初めは赤ちゃんの分も用意します。もちろん、食べることはできませんので、用意した祝膳をすべて食べさせるように赤ちゃんの口に、ちょんちょんとくっつけてあげることで「食べ物に一生困らないように」との願いを込めるお祝いです。
お食い初めの場合、赤ちゃんのために用意した祝膳には、お七夜同様に、赤飯、尾頭付きの鯛、昆布、紅白麩などの他に、「丈夫な歯になりますように」との願いを込めて、小石を添える地域もあります。私の住んでいる地域はこの小石を添える地域でしたので、子供の祝膳には小石を添えました。
赤ちゃんの健やかな成長を願って行うその他の祝い事
お七夜、命名式、お食い初めについては、お分かりいただけましたでしょうか。この他に、もうひとつ祝い事があります。それは、「お宮参り」です。「初宮参り」ともいいますが、こちらは男の子の場合、生後31日目。女の子の場合、生後33日目に氏神様に誕生の奉告とお礼をし、氏子として健やかな成長を神様に見守ってもらうよう祈願する祝い事です。
さまざまなお祝い事をし、我が子の成長を願うのは、親としても楽しみだと思いますので、どうか気負いせず、祝い事を楽しむつもりで行なってほしいと思います。
言葉だけ聞くと「なんだかとても難しいのでは?」「全部しないとダメ?大変そう」と思いがちですが、ここをお読みいただき、少しでもその不安が小さくなっていただけたら嬉しいです。
お子様の健やかなご成長を心よりお祈り申し上げます。
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