酒粕とは日本酒を作る過程で生まれるものです。
日本酒を作る時には、まず精米したお米を蒸し、その一部を使い米麹を作ります。そして、この米麹にお米・水を加えて混ぜます。
これによってできた「もろみ」を絞ることで日本酒ができ、その絞った後のかすが「酒粕」となります。
このように、もともとは日本酒と同じものから生まれているので、日本酒同様にアルコールは含まれているということになります。
酒粕のアルコール度数、運転はしても大丈夫?
では度数はどれくらいなのでしょうか?種類によって違いがありますが、だいたい 6〜8% 程は含まれています。
市販のビールが5%前後ですので、それより少し多いくらいだと言えます。お酒が弱い人であれば酔ってしまうレベルでもあります。
お酒ではないので、どうしてもアルコールを意識しにくいですが、含まれていることには変わりありません。
実際にどれくらい含まれているかは見た目や匂いではわかりませんので、 基本的には運転はしない ようにして下さい。
調理方法によっては、アルコール成分を飛ばすこともできますので、運転の予定がある際には、このようにきちんと処理されたものだけを飲食するようにしましょう。
酒粕 アルコール度数、子供が飲んでもいいの?
酒粕は、日本酒を作る過程で生まれる“搾りかす”ですが、栄養成分が多く含まれていることから、料理や飲料としてもよく利用されます。
有名なものでは「甘酒」や「粕漬け」などがあります。お正月に見たことがある人も多いでしょう。
これらには6〜8%のアルコールが含まれているため、食べる時には注意しなくてはなりません。
5分以上沸騰して煮込むと、酒粕に含まれるアルコールは問題ない程度まで飛ばすことができると言われています。
ですので、酒粕を使ったものを飲食するのに心配のある人には、このようにきちんと処理をした上で食べてもらうようにしましょう。
そうなると、市販されている甘酒が心配になる人もいるでしょう。
近年、甘酒は栄養豊富で健康や美容にも良いと注目されたことで、たくさんの種類が販売されています。
これらの多くが「ソフトドリンク」に分類されていますので、飲んでも問題ありません。
販売されているものの中で注意したいのは、手作りされたものです。
手作りだとアルコールが含まれていることもあるので、心配な場合には避けた方がいいでしょう。
酒粕でもアルコールなし!ノンアルコールの酒粕甘酒の作り方
酒粕は、その元にもなっているお米や酵母に由来した 栄養が豊富 に含まれています。
タンパク質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラルという5大栄養素の全てを含んでいるとても優秀な食品なのです。
このことから栄養補給にも最適だとされており、酒粕を使った飲み物である「甘酒」は“飲む点滴”とも言われている程です。
甘酒は自宅で簡単に作ることもできます。
甘酒は手軽に作れて飲める上に、栄養豊富な食品でもあるので、大人だけでなく子供にも与えたいと考える人も多いでしょう。
しかし、そこで 気になるのが含まれているアルコールです。
市販のビールくらい含まれているので、そのままでは子供に飲ませることはできません。子供に飲ませるためには、十分に加熱して沸騰させてアルコールを飛ばす必要があります。
基本的に5分以上沸騰した状態で煮込むと問題ないとされているので、子供に甘酒を飲ませる場合にはこれに習って処理するようにしましょう。
このアルコールなしものだと、子供だけでなくお酒の苦手な人や運転する人も安心して飲むことができます。
酒粕の賞味期限は?カビが生えることってあるの?
日本酒の製造工程の中でできる酒粕は近年多くの人を虜にしたスーパーフードに匹敵するほどの栄養素が含まれているのです。
タンパク質、ビタミンB1・B2・B6、パントテン酸、葉酸、食物繊維、亜鉛そして他にはナトリウム、カリウム、カルシウム・マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。
酒粕がもたらす効果は多いのですが健康に対しての意識の高さから注目度が高まっているのです。
酒粕に含まれているタンパク質は一般的なタンパク質と少し違いがあり食物繊維に近い働きをして摂りすぎた脂質を体外に排出してくれる働きがあります。
また酒粕にはインスリンと似た働きを改善する効果が期待できることから生活習慣病で国民病とも言われている糖尿病予防や改善や、成人の2人に1人に発症すると言われているガンに対してもリンパの働きを活性化する成分が含まれていることからガン抑制効果があると言われているのです。
アレルギー体質の改善や骨粗鬆症予防や、肌荒れ解消や脂肪を燃焼させてダイエット効果も高く女性の肌の大敵のシミ・ソバカスを抑えて美白効果もある健康だけでなく美容にも嬉しい食品になります。
酒粕はアルコールが含まれていることから 冷蔵保存 をしていれば賞味期限はないのです。
目安として賞味期限の表示はされていますが特に気にする必要はありません。
食品であればカビが発生するのではないかとの心配もありますが含まれているアルコール分で静菌作用があり雑菌が繁殖しにくく腐敗しない食品になります。
長い間保存している内に酒粕の表面に白や黄色の斑点を見ることもありますがそれはカビではなく旨味成分や熟成によりできるもので全く心配は要りません。
コメントを投稿するにはログインしてください。