里親制度というのは聞いたことがある方も多いですが、実際に里親になったことがあるという方は少ないですよね。
その中でも 週末里親 があるというのはご存じですか?
今回は週末里親について、
- 週末里親とはどんなものなのか
- 週末里親になるためには、どんなことをしなければならないのか
を紹介していきます。
週末里親とは?
まずは、週末里親とは、児童養護施設で生活している子供達の中で、親などとの面会や外泊などが全くない子や、少ない、子供に対して、 月に2回ほど週末や夏休みなどに、家庭に迎え入れる ことです。
児童養護施設では、経験することができない、社会の経験や家庭での生活を経験させてあげるという ボランティア のようなものなのです。
また1度に数人の子供や、毎回違う子供になるというわけではなく、決まった1人の子供を長く受け入れて関わっていくようになります。
児童養護施設で暮らしている子どもたちは、実親と別れてしまったり、施設内の先生の転勤などで、周りの大人達はどんどん入れ替わってしまいます。
そこで週末里親として、特定の大人がしっかりと関わってあげ長く関わっていくことで信頼関係も結べるようになります。
そのため、基本的に継続できる見通しのある方が求められているんですよ。
週末里親になるための資格は?
では、週末里親になるためには何か資格などが必要なのでしょうか。
週末里親になるまでの流れを紹介していきます。
特別な資格は必要ない
子供を預かるということは、保育士などの資格がいるのかなと思うかもしれませんが、週末里親になるための 特別な資格は必要ありません。
子育ての経験があってもなくても、条件を満たすことができれば、週末里親になることができます。
登録申し込み
まず、週末里親になるためには、週末里親になりたいという希望を申し出ます。
そして、登録したい方は申込書を提出するようになります。
面接や家庭訪問
実際に児童擁護施設などに出向いて、申し込みをどうしてすることにしたのか、その家族の状況などの話を聞かれます。
そして実際に家を尋ねられて、週末里親に適しているかどうか見られます。
研修後に決定
登録の前に研修を受ける必要があります。
そして、施設と相談した上で、週末里親になれるかどうか決まります。
実際に子供を預かるようになる
ある程度子供の年齢や性別などの希望は、参考として聞いていただけますが、一番は子供の目的に合うかどうかです。
子供の目的に合った家庭環境を選ぶことが最優先なので、希望通りにならないということも考えられます。
週末里親で預かっている間は親としてではない
そもそも週末里親で預けられる子どもたちには、子供達の実親が存在し、将来的には実親の元に帰れることが目標になっています。
ですから、週末里親になっても、おじさんやおばさんとして関わるようになります。
このように、週末里親になるためには、特別な資格が必要というわけではなく、かといってすぐに週末里親になれるわけでもありません。
子供達が将来自分の親元に帰れることを目指して、それでも児童養護施設で過ごしながら、社会経験や、家庭の経験をさせてあげることなのです。
そのため、子供達にとってより良い環境で預けられるように、研修を受けたり、子供と家にとって、その家庭があっているかどうか判断されます。
週末里親になりたくて希望の子供を預かるのではなく、一番は、児童養護施設で暮らしている子どもたちのためです。
週末里親についてのまとめ
里親制度というのは聞いたことあると思いますが、色々な方法があるため、よくわからないですよね。
私も実際に子育て経験はありますが、里親になったり、週末里親をしたこともありません。
色々な事情で、里親になることについて真剣に考えている方も多いでしょう。
ですが、自分たちのためではなく、子供達にとって一番良い環境を与えられるようにしたいものですね。
そして、将来ある子供達が、希望を持って生きていけるように、手助けしてあげたいものです。
ぜひ、週末里親というものもどんなものなのか知っておいてくださいね。
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