「枝豆ってどうやって茹でるの?」という疑問、初めてだとわからないことも多いですよね。
私も昔は「水から茹でるの?」「塩はいつ入れるの?」と戸惑いました。けれど、一度コツを知ってしまえばとっても簡単♪
まずは枝豆を茹でる前に知っておきたい基本ポイントをチェックしましょう。
枝豆を茹でるのは水から?お湯から?迷いやすい基本を解説
枝豆は、お湯が沸いてから入れるのが基本です!
これは、熱々のお湯で一気に茹でることで、色が鮮やかに仕上がり、旨みも逃げにくくなるから。水から茹でてしまうと風味がぼやけたり、食感が悪くなることがあるんです。
また、茹でるお湯にはしっかり塩を入れるのもポイント。目安は水1リットルに対して塩大さじ2(約3%)。まるで海水くらいのしょっぱさがちょうどいいんです。
生と冷凍の枝豆でゆで方に違いはあるの?
スーパーで売られている枝豆には、大きく分けて「生枝豆」と「冷凍枝豆」があります。
生枝豆:袋詰めで枝つきや房ごと売られている。調理前に塩もみが必要。
冷凍枝豆:すでに下処理されていることが多く、加熱方法もパッケージに記載あり。
それぞれに合った茹で方を紹介しますね。
生の枝豆を茹でる手順
- 枝豆200gに対して2 Lのお湯を準備する
- 2 Lのお湯に対して3%の塩を入れる
- お湯が沸騰したらそこに枝豆を入れる
- 5分から10分程度茹でる
- すぐに冷ます
茹でる前に、枝豆は塩もみをしておくといいですよ。
そしてお好みの硬さや枝豆の新鮮さに合わせて、ちょうどいい具合になったらザルに取り出します。
そしてすぐに冷ますことで、 豆に塩味がついてきて、枝豆の甘みを引き出してくれます。
この時少し塩分が足りないようであれば、全体に少し塩を追加して馴染ませておくといいですよ。
冷凍の枝豆を茹でる手順
冷凍の枝豆は、すでに下処理されていることが多く、加熱方法もパッケージに記載があることがほとんど。ですから基本的にはパッケージで説明されている通りに茹でましょう。
こちらでは、一般的な冷凍枝豆の茹で方を紹介しますね。ご自宅で冷凍したものなどは次のように茹でると美味しくいただけますよ。
- 茹でるために使うお湯の量に対して2%の塩を入れる
- お湯が沸騰したら凍ったままの状態の枝豆をそのままお湯の中に入れる
- もう一度お湯が沸騰したらザルに取り出す
冷凍しておいた枝豆を茹でる時は、生から茹でる時よりも少なめの塩分にしておくことで、 程よい塩加減で豆の甘みも味わうことができます。
ちなみに冷凍食品でも枝豆が販売されていますが、こちらはすぐに食べられる状態まで茹でられたものが冷凍されています。
ですから冷凍食品の枝豆を食べる時には、もう一度茹でたりすることなくそのまま解凍して食べられるものも多いですね。そのような商品は、もう一度茹でてしまうと、枝豆が柔らかくなりすぎてしまうこともありますから、商品の説明に従うようにしてください。
生の枝豆と冷凍しておいた枝豆、それぞれ茹で時間や塩加減も異なってきます。
是非枝豆を茹でるときの参考にして、 美味しい枝豆を頂いてくださいね。
失敗しないための下ごしらえ「塩もみ」が美味しく茹でるコツ
生枝豆は、茹でる前に塩をまぶしてよくもみこむ「塩もみ」が必要です。このひと手間でうぶ毛が取れ、茹でたときに味もしっかり染み込みやすくなります。
やり方は簡単で、枝豆250gに対して塩大さじ1をふり、手で軽くこすり合わせるようにしてもみもみ♪ そのまま洗わずに、塩がついた状態で茹でるのがコツです。
枝豆の茹で方はレンジもOK!あなたに合った方法が選べる!枝豆の3つの茹で方
枝豆の茹で方にはいくつか種類があり、それぞれにメリットがあります。「時間がない」「鍋を使いたくない」「大量に茹でたい」など、ライフスタイルや状況に合わせて選んでみましょう。
ここでは、代表的な3つの茹で方をご紹介します。
王道!お鍋で茹でる方法(塩加減・ゆで時間も解説)
一番スタンダードで失敗が少ないのがこの方法。お湯の量や塩加減をしっかり整えておけば、誰でも安定した美味しさに仕上がります。枝豆の基本を押さえたい方におすすめです。
【手順】
- 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩(湯1Lにつき大さじ2)を入れる
- 塩もみした枝豆をそのまま投入!
- 中火で3〜5分茹でる(途中で1つ取り出して味見)
- 茹で上がったらザルにあげ、熱いうちに軽く塩をふるとさらに美味しく♪
- 茹ですぎ注意!やや硬めに仕上げると風味が残ります
- 冷水で冷まさず、自然に冷ますことで色も味も◎
火を使いたくない人に|電子レンジでの加熱方法
コンロを使わずに済むので、一人暮らしの方や時短で済ませたいときにぴったり。洗い物も少なく、忙しい日の夜ごはんやおつまみにも大活躍します。
【手順】
- 生の枝豆を軽く洗って、塩もみをしておきましょう。
- 塩もみをした後は水洗いをして産毛を落とします。
- 綺麗に洗い流したら枝豆の両端をハサミで少し切っておきます。
- レンジで使うことができる耐熱容器などに枝豆を300gに対し塩大さじ1、水を50cc 入れて軽く混ぜ合わせます。
- ラップをしたら500 W で5分加熱(量によって調整)
- 一人分など少量なら時短&洗い物も少なくて便利
- 加熱ムラが出やすいので様子を見ながら加熱してね
おつまみにも◎|フライパン蒸し焼きで香ばしく
ほんのり焼き目をつけて香ばしく仕上げたい人にはこの方法。フライパンで蒸し焼きにすることで、旨みがギュッと凝縮され、濃厚な味わいが楽しめます。
【手順】
- フライパンに枝豆を入れ、塩少々と水大さじ2を加える(少量のオリーブオイルを回しかけても!)
- 蓋をして中火で蒸し焼き(3〜5分)
- 水分がなくなったら蓋を取り、軽く炒めて仕上げる
- 少ない水で調理でき、濃厚な塩味と香ばしさが魅力
- 焼き目をつけたい人におすすめ!ビールが進む味♪
電子レンジで茹でると、わざわざ鍋を出さずに済むので、キッチンが狭い方や忙しいときにもサッと作れるのが魅力です。お鍋で茹でる時よりも時間も短縮することができますし、洗い物も少なくてすむので、特に一人分だけ作りたいときにぴったりです。
フライパンで蒸し焼きにすると、香ばしさと凝縮されたうま味が魅力。焼き目のついた枝豆は、おつまみとしても最高で、ビールやお酒との相性も抜群!塩気がしっかり入りやすく、濃い味好きさんにもおすすめの調理法です。
時間がないときなども、電子レンジやフライパンを使ってすぐにおつまみやおやつなどで 食卓に出すことができるので、 忙しい主婦でも嬉しいですね。
大量にあるときは「まとめ茹で+冷凍保存」が便利
「家庭菜園で採れすぎた!」「実家からたくさん送られてきた!」など、枝豆が大量にある時は、大きめの鍋で一気に茹でてしまうのが効率的です。
茹でた枝豆は、しっかり冷ましてから冷凍保存しておくと、あとから好きなタイミングで楽しめてとっても便利♪
冷凍保存の手順
枝豆を塩茹でしたあと、ザルにあげて自然に冷まします。
※冷水で急冷すると色が悪くなるので、自然に冷ますのがベストです。枝豆の水分をキッチンペーパーなどでしっかりふき取ります。
水分が残ったままだと、冷凍焼けや風味の劣化につながります。食べきりサイズに分けてラップで包む、または保存袋に小分けして冷凍します。
金属トレイの上にのせて冷凍すると、早く凍るので風味をキープしやすくなります。
枝豆を冷凍保存する時の注意点
保存期間は約1ヶ月が目安。早めに食べきるのがおすすめです。
食べるときは自然解凍でOK。温かく食べたい場合は、ラップに包んだままレンジで20〜30秒加熱してもおいしくいただけます。
一度解凍した枝豆は再冷凍せず、その日のうちに食べきるのが安全&美味しいです。
たくさんある枝豆も、冷凍保存しておけば、ちょっとおつまみが欲しい時や、お弁当のおかずにすぐ使えて便利ですよ♪
冷凍保存の目安は約1ヶ月。
解凍は自然解凍かレンジでOKです。
枝豆の味付けはどうする?塩加減のコツをやさしく解説
枝豆の美味しさを決める最大のポイント、それは「塩加減」です。あのほどよいしょっぱさがあるからこそ、枝豆はやみつきになるんですよね。
でも、初めて茹でる人にとっては、「いつ塩を使うの?」「どのくらい入れればいいの?」と迷ってしまうことも多いもの。
ここでは、枝豆にしっかり味をつけるための塩の使い方や、塩加減の目安、ありがちな失敗とその対策まで、やさしく丁寧に解説していきます。
塩もみ・塩ゆで・追い塩の使い分け
枝豆の味付けには、3つのステップがあります。それぞれに意味があり、組み合わせることでプロのような仕上がりに近づきます。
塩もみ(下処理)
枝豆を茹でる前に塩をふってよくもみこむことで、表面のうぶ毛が取れて舌触りが良くなり、下味もつきます。さらに、茹でたときに塩味がしみやすくなる効果もあります。塩ゆで(茹でるお湯に塩を入れる)
茹でるお湯に塩を加えることで、枝豆の中まで塩味が入り、しっかりとした味わいに。これが一番重要なステップです。追い塩(茹でたあとに塩をふる)
ザルにあげた熱々の枝豆に塩を軽くふることで、香りが引き立ち、味の輪郭がはっきりします。しっかり味を感じたい方におすすめの仕上げです。
この3ステップを丁寧に行うことで、「お店で食べるような味」にグッと近づきますよ♪
塩加減の目安と調整方法
塩加減に迷ったら、まずはお湯1リットルに対して塩大さじ2(約3%)**を目安にしてみましょう。
「しょっぱくなりすぎないか心配…」という方は、塩を大さじ1.5(約2%)にしてみて、あとから追い塩で調整するのもアリです。
「味が薄いかも…」と思ったときは、茹でた直後の熱いうちに塩をひとつまみふると、風味がよくなります。
万が一しょっぱくなりすぎたときは、冷めてから軽く水洗いすることで多少は調整できます。ただし、風味も少し落ちるので注意しましょう。
味見をしながら、自分好みの“ちょうどいい塩加減”を見つけてくださいね。
よくある失敗とその対処法
あとから塩をふっただけで味が薄い
→ 塩ゆでをしていないと、枝豆の中まで味が入らず表面だけの塩味になってしまいます。茹でる時の塩は忘れずに!冷めてから塩をふってもなじまない
→ 枝豆が冷めると表面が乾いてしまい、塩がなじみにくくなります。塩をふるのは茹でたてがベスト!全部に塩をふったらしょっぱくなりすぎた
→ 追い塩は少しずつ、様子を見ながらふるのがコツ。失敗しにくいのは「最初に薄めで茹でて、あとから調整する」方法です。
茹でた後に気づく!よくあるお悩みと解決法
枝豆を実際に茹でてみると、「あれ?思ったより色が悪いかも…」「余った枝豆、どうしよう?」など、茹で終わったあとに新たな疑問や不安が出てくることがあります。
そんな時も慌てなくて大丈夫!よくある悩みとその対処法を、ひとつずつ丁寧に解説していきますね。
枝豆が黒っぽくなった…これって失敗?
茹でた枝豆が黒っぽく変色してしまうと、「失敗したのかな?」と不安になりますよね。実はこれ、茹ですぎや急激な冷却が原因なんです。枝豆は加熱しすぎると色素が変化して暗くなりやすく、また茹でた直後に冷水に浸けると、急激な温度変化で色がくすんでしまうことがあります。
こんな時の対策は
食べきれなかった枝豆の保存方法
茹でた枝豆が余ってしまった場合、冷蔵保存または冷凍保存が可能です。保存の仕方を間違えると、風味や食感が落ちてしまうこともあるので、ポイントをしっかり押さえておきましょう。
【冷蔵保存の方法】
枝豆の粗熱が取れたら、キッチンペーパーなどで水気をふき取ります。
保存容器または密閉袋に入れて冷蔵庫へ。2〜3日以内に食べきりましょう。
【冷凍保存の方法】
水気をしっかりふいた枝豆を1回分ずつラップで包み、ジップ付き袋へ。
空気を抜いて密閉し、冷凍庫で保存。約1ヶ月保存可能です。
解凍は自然解凍または電子レンジでOK。解凍後は再冷凍せず、その日のうちに食べきってくださいね。
茹でた枝豆の日持ちはどのくらい?安全においしく食べるために
枝豆を保存する際には、「どのくらい日持ちするの?」という疑問がつきものです。おいしく、そして安全に食べるためには、保存方法と保存期間をきちんと理解しておくことが大切です。
まず、冷蔵保存の場合は、茹でた枝豆をしっかり冷ましてから水気を拭き取り、密閉容器やジップ付き袋に入れて保存します。このとき、できるだけ空気に触れないようにすることで、鮮度を保ちやすくなります。冷蔵庫での保存期間は2〜3日が目安です。それ以上置いておくと、風味が落ちたり、傷みの原因になります。
一方、冷凍保存ならもっと長く保存が可能です。冷凍する場合も、しっかり水分を取ってから1回分ずつラップで包み、ジップ付き保存袋に入れて密封しましょう。空気を抜いて密閉することで、冷凍焼けを防げます。保存期間は約1ヶ月。ただし、風味が落ちやすいので、できれば2〜3週間以内に食べきるのが理想です。
また、保存中は以下のような変化がないかを時々チェックしてみてください。
【傷んでいるサイン】

表面がぬめぬめしてベタつく
酸っぱいようなニオイや、普段と違う匂いがする
食べたときに苦味がある、味が変わっている
こういった状態の枝豆は、食中毒のリスクもあるため、もったいなくても食べずに処分するのが安全です。
正しく保存すれば、枝豆は数日〜1ヶ月間おいしく楽しむことができます。安全に、おいしく、最後まで味わいましょう♪
冷蔵保存:2〜3日以内が目安。日にちが経つと風味が落ちてきます。
冷凍保存:1ヶ月程度。なるべく早めに使い切るとベストです。
【傷みのサイン】

表面がぬるぬるしている
酸っぱいようなニオイがする
味がぼやけている、苦味がある
こんな時は、無理に食べずに処分しましょう。おいしく安全に楽しむためにも、保存期間と状態には注意が必要です。
枝豆は水からが正解?生と冷凍のおいしいゆで方|まとめ
今回は、初めて枝豆を茹でる方に向けて、下ごしらえの方法から塩加減、調理法の選び方、保存の仕方まで、しっかりとご紹介してきました。
どんな調理法でも、「塩もみ+塩ゆで+追い塩」の3ステップを意識すれば、簡単にお店のような美味しい枝豆が作れます。レンジでもフライパンでもOK!あなたの暮らしに合った方法で、無理なくおいしく楽しめるのが枝豆のいいところ♪
そして茹でたあとの保存や色の変化など、「あるあるなお悩み」にも対処法を知っておけば、失敗知らずで安心です。
最後に、こんなアレンジもおすすめですよ:
にんにくバター枝豆:フライパンでバターとにんにくを熱し、茹で枝豆を炒めるだけ。おつまみにぴったり!
チーズ枝豆:粉チーズやパルメザンチーズをふりかけて洋風に♪
枝豆ごはん:ごはんに茹でた枝豆と塩を加えるだけで、彩りも栄養もアップ!
ちょっとした工夫でバリエーションが広がるので、飽きずに楽しめますよ。
さあ、あなたも今日から「枝豆マスター」!ぜひ気軽にチャレンジしてみてください!枝豆の茹で方を参考にして、美味しい枝豆を沢山味わってくださいね。
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