頭皮が乾燥すると、フケやかゆみが起きる ことがあります。
大人でも空気の乾燥する冬場になると、頭皮に限らず肌全体がカサカサしたり、かゆくなったりすることがありますよね。特に、 子供の頭皮は大人に比べ皮脂が少ない ため乾燥しやすく、フケも出やすいのです。
ここでは、乾燥による子供のフケの原因や対策についてお伝えしていきます。
また、乾燥以外にも頭皮にかゆみやフケが出ることもあります。子供の頭皮をしっかりチェックして、それに合わせた対策をしていきましょう!
子供の頭皮は乾燥しやすい!フケに悩んでいる子供のための乾燥対策
子供の頭皮は、大人に比べて乾燥しやすいと言われています。それは、 大人に比べて皮脂量が少ない ためです。
過剰な皮脂は良くありませんが、適度な皮脂は肌のバリア機能を高め、外からの刺激から頭皮を守ってくれます。ですが、皮脂が少ないと肌内部の水分が逃げやすくなり、頭皮が乾燥してしまうのです。
つまり、子供の頭皮は大人以上に乾燥対策が必要ということになります。
早速、子供の頭皮のためにできる乾燥対策を見ていきましょう!
洗浄力のおだやかなシャンプーを使う
また、幼児は赤ちゃん時代の延長で、石鹸やボディソープで髪の毛まで洗っていることもありますよね。
石鹸やボディソープは皮脂をしっかり落とすことができるため、必要な皮脂まで落としてしまいます。1~2歳頃になって髪の毛の量が増えてきたら、シャンプーに切り替えるようにしましょう。
洗い過ぎに注意する
フケがひどいからといって一日に何度も洗ったりゴシゴシ洗ったりすると、必要な皮脂まで落ちてしまい、頭皮の乾燥がひどくなってしまいます。
シャンプーは多くても1日1回にとどめ、優しくマッサージするように洗いましょう。
シャンプーはぬるま湯で洗い流す
熱いお湯は皮脂を洗い流してしまいます。
37度~38度程度のぬるま湯を使って、シャンプーを洗い流すようにしてください。
幼児の頭皮のかゆみやフケは乾燥以外にも!フケの乾燥以外の原因は?
幼児の頭皮のかゆみやフケは、乾燥以外のことが原因の場合もあります。
乾燥によるかゆみやフケは皮脂が少ないことで起きますが、 反対に皮脂が多すぎてもかゆみやフケが起きることも あるんです。
脂漏性皮膚炎
皮脂が多すぎで起きるかゆみやフケは、脂漏性皮膚炎と呼ばれています。
乾燥によるフケは小さくカサカサしていますが、脂漏性皮膚炎によるフケは大きくベタベタとしています。
- 乾燥によるフケ・・・小さくてカサカサ
- 脂漏性のフケ・・・大きくてベタベタ
脂漏性皮膚炎はマラセチアという皮膚の常在菌が関係していると言われています。このマラセチアは皮脂を栄養源としているため、皮脂が多すぎると増殖してしまうのです。
頭皮の余分な皮脂をしっかり落とすようにすれば、かゆみやフケが改善されるでしょう。さらに、マラセチアはカビの一種なので、抗真菌剤が含まれたシャンプーを使ってみるのもいいです。
アタマジラミ
髪の毛をしっかり観察してみると、シラミの成虫や卵がついているかもしれません。シラミの卵は髪の毛にくっついているため、フケのようにポロポロと簡単に落とすことはできません。
アタマジラミは幼児の間でよく流行ります。保育園や幼稚園などの集団生活でうつることが多く、知らないうちに感染していることがほとんどです。
脂漏性湿疹やアタマジラミなどは、放置していても治ることはありません。
皮膚科を受診して適切な治療をするようにしてくださいね。
子供のフケの原因と対策は?のまとめ
子供のフケがひどい場合、頭皮が乾燥しているのかもしれません。
- 洗浄力のおだやかなシャンプーを使う
- 洗い過ぎに注意する
- シャンプーはぬるま湯で洗い流す
など、まずは普段のシャンプータイムを見直すようにしましょう。
また、乾燥ではなく脂漏性皮膚炎やアタマジラミが、頭皮のかゆみやフケの原因である場合もあります。
まずは、フケの状態をしっかり観察して対処することが大切です。フケやかゆみがおさまらない場合は自己判断せず、皮膚科を受診するようにしましょうね。
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