新玉ねぎで便秘解消？下痢になる？注意点や食べ方のポイント

春になると、スーパーに並ぶ“新玉ねぎ”。甘くてやわらかくて美味しいですよね。新玉ねぎが店頭に並ぶとつい買ってしまうという人は少なくないと思いますが、あなたはいかがですか？

この新玉ねぎですが、「便秘解消効果がある」という噂を聞いたことはありませんか？さらに「食べ過ぎると下痢になる」なんてことも聞いたことがあるかもしれません。

本当に便秘解消効果があるのか？食べ過ぎると下痢になるのか？という疑問について調査してみました。一日にどれくらいなら大丈夫なのか、一日の摂取量目安なども調べましたので、まとめてみます。

効果や摂取量には個人差がありますので、あくまでも平均的なものだと思ってお読みいただけると幸いです。

新玉ねぎに便秘解消？下痢になる？食べる時の注意点
新玉ねぎの効果的な食べ方
覚えておくと便利！新玉ねぎにはこんな効果が！

新玉ねぎに便秘解消？下痢になる？食べる時の注意点

新玉ねぎで便秘解消が期待できるという話をあなたは聞いたことはありませんか？便秘は女性に限らずすべての人にとって深刻な問題のひとつだと思います。人によっては、薬を飲まないと「出ない」という話も聞きます。

でも、できることなら食べ物で解消したいと思いませんか？

その便秘問題の救世主になるかもしれないのが、“玉ねぎ”です。中でも“新玉ねぎ”は、普通の玉ねぎに比べ、オリゴ糖などが多く含まれているため、便秘解消などに効果があるとされています。

もともと玉ねぎには、オリゴ糖の他に、水溶性食物繊維や不溶性食物繊維なども含まれているのですが、どれも普通の玉ねぎより、新玉ねぎの方が多く含まれています。

オリゴ糖は、腸の調子を整える効果が、水溶性食物繊維は、善玉菌を増やす効果が、そして、不溶性食物繊維は、水分で膨らみ、お通じをスムーズにする効果があります。

これらの効果のおかげで、便秘が解消されやすいんです。

便秘気味の人が食べるなら、これらの効果はお通じをよくするのでいいのですが、そこまで便秘というわけではなく、1日2日くらい出てないな・・・という軽い便秘の場合は、効果が大きく出て下痢になってしまう可能性もあるので注意が必要です。

通常、1日の摂取量目安は、約50g(通常の大きさの玉ねぎなら1/4個分)といわれています。あなたがひとり暮らしならば、1個の新玉ねぎを4日掛けて食べきる感じですね。ただし、新玉ねぎは、切ってしまうとそこから水分や栄養分は外に出てしまうのが早いため、保存する場合には、カットした部分をしっかりラップで包み、空気に触れさせないようにして冷蔵庫で保存しましょう。

新玉ねぎの効果的な食べ方

玉ねぎには、血液をサラサラにする効果があり、高血圧などの抑制効果があるといわれています。それが新玉ねぎならばさらに効果は上がります。

便秘解消、高血圧抑制など、それに悩んでいる人にとっては、とても素晴らしい食材でもありますが、食べる時には覚えておいた方がいい注意点や効果的な食べ方があります。

まず、注意点ですが、新玉ねぎは、保存方法を間違えるとすぐに腐ってしまうという点。普通の玉ねぎならば、保存期間は長いのですが、新玉ねぎは「気付いたら、溶けてた(腐ってた)」という経験ってしたことがありませんか？

出来るだけ早く食べることが大前提となるのが新玉ねぎです。でも「そんなにすぐ食べきれない」という場合には、カットしたらすぐに切り口にラップをして水分を閉じ込めることがオススメです。新玉ねぎは普通の玉ねぎに比べて水分がとても多いのですが、切ることによって、その水分が逃げだしてしまいます。そして、新玉ねぎの表面(カットした部分)が濡れている状態だと腐りやすくなってしまうんです。

なので、カットしたら、食べる分の処理よりも先に保存しておく方の新玉ねぎをラップして食品用ポリ袋に入れ冷蔵庫などで保存しましょう。

次に効果的な食べ方ですが、新玉ねぎには「便秘解消」「消化不良などによる下痢や胃腸トラブル」に効果が期待できるのですが、強い殺菌効果もあるため、食べ過ぎると効果が大きく出てしまうこともあります。

ですから、新玉ねぎを食べる前に、何か他の物を食べ、胃に負担をかけないようにすると、ちょうどいい効果が期待できます。

火を通す料理に使用することで、胃腸トラブルを回避することもできますよ。生で食べたい(オニオンサラダなど)場合は、食べる前に水にさらすことで、強い殺菌効果でもある硫化アリル(アリシン)を減らすことができるので、こちらも効果の出すぎを抑えることが出来るでしょう。