新玉ねぎって、柔らかくて甘くて美味しいけど、傷みやすいというのが難点ですよね。自分で買うなら、食べきれる分だけ買うこともできますが、もしたくさんもらってしまったら、あなたはどうしますか?
腐らせるのはもったいないし、かといって一度に大量に食べる方法も思いつかない。新玉ねぎの保存方法ってどうすればいいのでしょうか。
また、食べきれると思ってスライスしたのに、残ってしまった場合の保存方法ってあるのでしょうか。できれば美味しいうちに食べきりたい!でも食べきれない時の保存方法について、覚えておいた方が便利な方法をご紹介します。
保存方法で思い浮かぶ「冷凍」や「干す」は有効なのか?スライスしてしまってからでも保存はできるのか?などについてまとめてみましたので、参考にしていただけると嬉しいです。
新玉ねぎの保存方法
まず、新玉ねぎの保存方法についてです。
1年中ある玉ねぎ(以降、通年玉ねぎと表現します)の保存方法とは違うのでしょうか?結論から言いますと、「違います」なんです。
通年玉ねぎは、十分に乾燥させたものが出回っていますので、常温での保存が可能です(ただし、夏場など気温や湿度が高い場合は野菜室などへ入れてくださいね)。一方、新玉ねぎは、低温保存じゃないとすぐに傷んでしまいます。
ここでは、一例としての保存方法をご紹介します。
冷蔵保存方法
カットする前であれば、新聞紙で包み、保存用ポリ袋に入れて冷蔵庫での保存が可能です。その場合、ひとつひとつ個包装してください。個包装してあれば、複数個を同じポリ袋に入れても大丈夫です。
保存期間は、およそ4日から1週間です。
カットした後であれば、切った部分が空気に触れないように、しっかりとラップで包み、冷蔵庫へ。
保存期間は、およそ2日から3日です。
「野菜室ではだめなの?」という疑問があるかもしれないので、補足しておきます。
野菜室は、冷蔵庫に比べ、温度が高めに設定してあります。温度が高いということはその分、湿気があるということで、湿気を嫌う新玉ねぎの保存場所としては適していません。
冷凍保存方法
使いやすい大きさにカットした後、ラップで包み、保存用ポリ袋に入れて冷凍庫へ。
用途に合わせたカットをする場合、例えばみじん切りならば、色が軽くつく程度まで炒めてから使う分を小分けにしてラップし、保存用ポリ袋に入れて冷凍庫へ。
使用する時は、解凍せず、そのまま使うようにしてください。解凍するとその分、水分や栄養分が抜け出てしまうため、味が変わってしまいます。
保存期間は、およそ1ヶ月です。
常温保存方法
新玉ねぎの場合、常温保存は「すぐに食べる場合」と覚えておいた方がいいでしょう。気温がまだそこまで高くなる日も少ない時期ですので、常温での保存は可能です。
その場合、ひとつずつ新聞紙で包んでください。ただし、カットする前の新玉ねぎの保存方法だということを覚えておいてくださいね。
干す保存方法
通年玉ねぎを庭先などに吊るして保存しているご家庭がありますが、新玉ねぎでも同じように干す保存方法ができるのでしょうか?
実は、新玉ねぎの場合、干す保存方法は適していません。理由は、水分がたっぷり含まれているため、干すと腐りやすくなってしまいます。
通年玉ねぎは、しっかり乾燥させてあるので、腐りやすくなる原因が少ないからこそ干す保存が可能なのです。
スライスした玉ねぎの保存方法は?
前述の保存方法は、使用前の保存方法なのですが、「使おうと思ったけど、余ってしまった」なんてこともありますよね。例えば、新玉ねぎなら美味しい食べ方のひとつでもある、スライスしたもの。
新玉ねぎは、生でも甘くて美味しいことから、スライスオニオンサラダなどで食べることも多いと思います。でももし、「食べきれると思ったけど、いざ盛り付けてみたら、全部使うには多かった」なんてことになったら?
新玉ねぎは、カットした直後から水分が抜けていってしまいます。水分と栄養分がたっぷり含まれているから甘みが出るので、その水分が抜けてしまえば、辛みが出てきてしまいます。
そこで、スライスした玉ねぎの保存方法をご紹介します。
「あとで、また生のまま食べたい」という場合には、ラップで密閉して保存用ポリ袋に入れ冷蔵庫へ。この場合、翌日には食べるようにしましょう。
「翌日は無理かも」という場合には、軽く乾煎りしてからラップで包み、保存用ポリ袋に入れて冷凍庫へ。保存期間は、およそ1ヶ月ですが、食べる時には解凍せず料理などに入れて使うようにしましょう。
新玉ねぎは鮮度が美味しさの勝負!
新玉ねぎは、通年玉ねぎと違い、収穫後すぐに出荷されます。その分、通年玉ねぎと比べると水分をたっぷり含んでいます(通年玉ねぎは、乾燥してから出荷されるので水分も減っています)。
この水分が美味しさの秘訣でもあるんですが、カットした瞬間から水分は抜けていきますし、傷みやすくもなります。ですから、「今日は半分しか使わない」という場合には、使う方よりも先に保存する方を処理するようにしましょう。切り口をしっかりとラップで密閉し、保存用ポリ袋に入れ、冷蔵庫へ。冷凍保存する場合には、食べやすい大きさにカットしてから、ラップで包みポリ袋へ入れてください。
せっかく美味しい新玉ねぎを食べるなら、保存方法もしっかり覚えておいて、美味しいうちに食べきるように心がけましょう。
鮮度を保って、あなたの食卓が旬の新玉ねぎで彩られますように。
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