春の訪れを知らせるようにスーパーに新玉ねぎが並ぶと、何となく嬉しくなりませんか?店頭に並ぶと、漠然とですが、「春だなぁ」と感じていても出回る前に時期を知っておくと、買いそびれる心配がなくなると思いませんか?
新玉ねぎを購入したいけれど、出回る時期がいつなのか?産地で出回る時期に違いがあるのか?って思っているあなたの疑問を解決するお手伝いをさせて頂きます。目安にしていただけると幸いです。
今回は、新玉ねぎの旬やスーパーに出回る時期、主な産地などについてご紹介します。
新玉ねぎの旬・スーパーに出回る時期はいつ?
新玉ねぎがスーパーに出回るのは、春だから旬も春だろうということは、何となく分かっていても具体的に「いつ頃」というのは、意外と知らないという人も多いのではないでしょうか?
実は、玉ねぎの収穫は、1年中店頭に並ぶ玉ねぎ(以下、通年玉ねぎと表現します)と同じで、1月頃から収穫が始まるといわれています。
では、なぜ「新玉ねぎ」、「通年玉ねぎ」と呼び名が違うのでしょうか?
通年玉ねぎは、収穫後乾燥させるという工程があるため、出荷までに時間がかかります。一方で、新玉ねぎは、収穫後すぐに出荷されます。乾燥している、していないで、見た目にも違いがありますのですぐに見分けられると思います。
では、新玉ねぎはいつ頃スーパーに出回るのでしょうか?
新玉ねぎの旬は、4月から5月頃といわれています。
新玉ねぎの主な産地は?旬や時期・特徴は?
玉ねぎの主な産地は、淡路島や北海道です。もちろん、他にも生産しているところはありますが、国内に流通している玉ねぎのほとんどが淡路島だといわれています。
では、産地によって旬が違うのでしょうか。実は、もっとも早く店頭に並ぶ産地は静岡県産で、1月頃からスーパーに並ぶようです。ただ、なかなか全国への流通は難しく、近隣への流通がほとんどです。
私たちが普段スーパーなどで見かける新玉ねぎは、淡路島産のものが多く、先ほど書いた「新玉ねぎの旬が4月から5月頃」は、この淡路島産のものなんです。
そして、収穫数が淡路島と同じように多いのが北海道です。しかしこちらも全国流通というより、道内への流通が主流となっており、北海道以外の都府県で北海道産を見かけることは、ほとんどないようです。もし、あなたが北海道以外にお住まいで、店頭に北海道産の新玉ねぎがあったなら、きっと運がいいのかもしれません。
産地で違う?旬や時期
北海道は、淡路島と種まきから収穫まで時期が違います。両方の時期の違いはこちらです。
北海道…2月頃種まき、8月頃収穫
淡路島…9月頃種まき、4月から5月頃収穫
収穫時期でもお分かりいただけると思いますが、通常私たちが「新玉ねぎの時期」と思っている春に収穫されるのは淡路島ということになります。
新玉ねぎの特徴
新玉ねぎの特徴もご紹介しますね。新玉ねぎはなんといっても瑞々しいことが、一番の特徴かもしれません。そして、見た目も通年玉ねぎに比べると、白く、甘みもあるので生でも美味しくいただけるのが特徴です。
通年玉ねぎは、苦みがありますが、新玉ねぎはオニオンスライスなどにしても、この苦みがほとんどなく、甘みを感じるのが特徴です。
ものによっては、糖度が果物並みにあるものもあるそうです。その年の気温や天候などによっても味が変わるようなので、玉ねぎ栽培に適した気温や天候の年は、特に美味しくいただけるのかもしれません。
新玉ねぎは店頭に並ぶ期間が短いからこそ食べたい!
新玉ねぎを見つけたら、自然と買ってしまうという人は多いのではないでしょうか?
あなたはいかがですか?実は、私は、つい嬉しくなって買ってしまうんです。
これは、心理的なものだともいわれています。
店頭に並ぶ期間が短いからこそ「食べたい!」「食べなくちゃ!」という心理がはたらくようなんです。確かに、スーパーでもその心理を突くように、入り口付近に置かれることが多いと思いませんか?
こんなことを書くと、「お店の戦略に負けたくないから、買わない」なんて思ってしまいますか?もしそう思ったとしても、やっぱり食べてほしいんです。通年玉ねぎとは違う食感、味、料理は新玉ねぎだからこそ楽しめるものですから。
ぜひあなたも新玉ねぎが出回る時期をチェックして、その年の味をじっくりと味わってくださいね。
▶ 新玉ねぎの保存は冷凍や干すのもあり?スライスした玉ねぎはどうする?
▶ 玉ねぎって体に悪いの?いいの?副作用や健康に良い適量は?
▶ 新玉ねぎで便秘解消?下痢になる?注意点や食べ方のポイント
▶ 新玉ねぎを水にさらすのは間違い?理由やさらさなくても美味しく食べる方法
▶ 新玉ねぎでカレーを作る時は注意が必要?水っぽくなっちゃうときはどうする?