赤ちゃんの後追いは、いつ頃からいつ頃まで起こるもの?
先輩ママが明かす!後追いがひどい原因と乗り切り術
赤ちゃんが生まれて、幸せいっぱいの毎日が始まるとワクワクしていたのに、しばらくして始まった後追いがひどくて、赤ちゃんのお世話に疲れきってしまったというママはとても多いと聞きます。
「もう限界…」「何が原因なの?」「いつまで続くの?」「もう育児やめたい!」
あなたもこんなことを考えたことはありませんか?後追いが始まるといつまでもずっと続くような気さえしてくるものですよね。いったい赤ちゃんの後追いっていつまで続くものなのでしょうか。
そして、後追いがひどい原因とは一体何が考えられるのでしょうか。毎日頑張っているあなたの心が少しでもラクになれる方法があればと、後追いについてご紹介します。
赤ちゃんの後追いはいつ頃からいつ頃まで起こるもの?
赤ちゃんは、生まれてすぐの頃ってまだあまり動きませんよね。それが、しばらくするといろんなことができるようになります。そのひとつに“後追い”があります。
後追いが始まるのは、だいたい生後半年を過ぎた頃からというのが多いようです。もちろん個人差はありますから平均すると生後7ヶ月~8ヶ月頃から始まると考えていた方がいいかもしれません。
そして、1歳半頃まで続くと考えられています。ピークは生後9ヶ月~11ヶ月の頃です。赤ちゃんは、生後半年を過ぎた頃からパパやママを認識するようになります。ずっとそばにいてほしいママが見えなくなった途端に不安になるといわれています。
後追いは、見えなくなった不安から本能で起こす行動で、そばにいてほしい人を探すという絶対的信頼の表れでもあります。本来ならば、成長の証でもある行動なので、喜ばしいことなのですが、この後追いがあなたの行動リズムを崩すのも事実ですよね。
時には、トイレにすら自由に行けなかったりしませんか?我が子の成長は嬉しいけれど、あまりに後追いがひどいと本当に子育てをやめてしまいたいと感じてしまうかもしれません。この頃の赤ちゃんは「すぐに戻ってくる」ということが分かりません。目の前から消えてしまったということがすべてなのです。
しかし、後追い後期になると、「すぐに戻ってくる」ということを記憶できるようになるともいわれています。あなたが赤ちゃんから少し離れなくてはいけない時に、「すぐに戻る」と伝え続けることによってその意味を理解していくのです。
すぐに戻ってくることを理解すると赤ちゃんは、安心して後追いも落ち着いてくるといわれています。
先輩ママが明かす!後追いがひどい原因と乗り切り術
とはいえ、今、目の前の現実にあなたもいっぱいいっぱいになっていることでしょう。そこで、今だからいえる後追い期を乗り切った先輩ママたちの乗り切り術をご紹介したいと思います。
その前に、後追いがひどい原因について少しご紹介します。
後追いの原因として考えられることは、ズバリ「不安」です。もちろん、他にも原因はありますが後追いが始まった頃の原因は、この感情がほとんどなんです。そばにいてもらいたい、そばにいてくれるのが安心という感情は早い時期に育ちます。人も動物も本能で目の前の相手が信頼できるかどうかということを感じ取るともいわれていますから、赤ちゃんであってもその本能は、かなり早い時期から身につくようです。
後追いの原因が分かったところで、次にその乗り切り術です。
先輩ママの意見で一番多かったのが、
家事を頑張らない!
です。あなたはきっと、赤ちゃんのお世話も家事もすべてきちんとやりたいと思っている真面目なママなのではないでしょうか?
だからこそ、時間通りだったりリズム通りに物事ができなくなると「どうしよう!ご飯の支度が間に合わない!」などと焦ってしまっていませんか?
リズムが崩れるのは、どうしてもあることだと割り切って、「家事は手抜きしよう」と気持ちをラクにしてほしいんです。
赤ちゃんがいるから、毎日部屋の中も清潔を保たなければと、入念に掃除をしたり、こまめに洗濯をしたり、食事の支度だって手を抜きたくないと頑張りすぎると、やはり予測不能な後追いには対応できなくなってしまいます。
だからこそ、そこは家事の手抜きで、乗り切ることをお勧めしたいのです。先輩ママたちもその時は、限界だと感じていたかもしれませんが、後追い期間を経験する間に、乗り切る方法を見出していった結果、この方法が一番気持ちをラクにしてくれたという意見が圧倒的に多いんです。
赤ちゃんも、そばにいてくれる時間が長ければ後追いという行動には出ませんからね。
次に多かった乗り切り術は、
「離れる時の声かけを根気強く続ける!」
です。赤ちゃんは、ほとんど言葉を知りません。何度も根気強く声かけをして、「すぐに戻るよ」という言葉の意味が「赤ちゃんの視界に入る位置にくる」ということを覚えさせることも大切だということですね。この時、できれば「ちょっと待っててねぇ」ではなく、「戻る」という言葉を使うとより効果的だといわれています。
「いなくなる」「戻る」がセットで覚えられることによって「視界から消える」「視界に入る」と意味もセットで理解しやすくなるからです。
他には、
・一緒に外出して気分転換をする
・危険な場所にガードをつける
・おんぶ紐や抱っこ紐をうまく活用する
などがありました。
外に出ることで、赤ちゃんもあなた自身も気分転換ができるので、気持ちが落ち着けます。
後追いで危険な場所で怪我をしないように、危険な場所にはガードをつけるというのもあなた自身のストレス軽減のためにはとても有効です。
そして、おんぶや抱っこをして行動すれば、後追いはなくなりますからね。しかし、ずっとおんぶや抱っこをして行動することはあなたにとって身体的な負担が大きくなります。なので、この方法は、どうしてもという時だけにした方がいいでしょう。
たとえば、どうしてもこの時間までにやらなくてはいけないことがある。この時間に行かなくてはいけない場所があるなどです。先輩ママたちの乗り切り術をすべて試さなくてもいいんですよ。あなたに向いている方法をぜひ試してみてはいかがですか?
後追いは永遠じゃないことを忘れないで
後追いの真っ最中だとしたら、「こんなことがいつまでも続くのではないか…」と不安になってしまうかもしれません。出口が見えない恐怖もあるかもしれません。
しかし、忘れないでください!
後追いは永遠ではありません。
最初にも書きましたが、だいたい1歳半くらいには落ち着いてくる赤ちゃんがほとんどです。もう少し長くなったとしても決して永遠ではありません。成長と共に、パパやママ以外に興味が出てくれば、自然に後追いはしなくなります。
赤ちゃんの長い人生、あなたの長い子育て人生の中のほんの1年ちょっとなんです。といわれてもきっと「それは、その時期が終わってるからいえることでしょ!」と感じるかもしれません。その通りです。今、まさに後追いに困っている、辛いし疲れきっているあなたにとっては、そう感じるのは分かります。
だから、どうか、無理だけはしないでほしいんです。
気持ちを軽くすることを意識してほしいんです。例えば、少し余裕がある時などに、赤ちゃんの前から一瞬姿を消さなければいけない時に、赤ちゃんが後追いしようとしたら、ひょこっと顔を出して、その場から離れることを遊びとして認識させる方法などもあります。
どうしても顔が出せない時も、もちろんあると思いますが突然いなくなると赤ちゃんは不安でいっぱいになります。なのでワンクッション、消えてしまったママがすぐに顔を出してくれたと認識できれば、赤ちゃんの不安も軽減でき、楽しい気持ちを覚えてもらえますよ。
どうか、頑張りすぎないで、疲れたら気持ちを切り替える何かを見つけて乗り切ってほしいと思います。
あなたのこの経験は、きっとあなたにとって、母としての自信になるはずです。少しでもあなたの応援になれる内容であったと感じてくれたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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