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幼児期は判断が難しい?乾燥肌とアトピー性皮膚炎の大きな違いって何?

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お子さんが幼児の頃って、肌を見ただけでは乾燥肌なのか、アトピー性皮膚炎なのか分かりませんよね?

決定的な違いが見た目で分かればいいのですが、残念ながら見た目だけではどちらなのかの判断はとても難しいんです。専門医でもきちんと検査をして判断するほどですから、素人の私たちが判断するのは無理かもしれませんね。

とは言っても、見た目でも分かる場合もあるんです。

あくまでも目安として考えていただければと思い、乾燥肌とアトピー性皮膚炎の違いをご紹介しますので、あなたのお子さんがどちらかなのか見極める参考にしていただければ幸いです。

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幼児期はほとんどの子供が乾燥肌?

乳幼児は皮膚が大人より薄いため、水分が外に逃げてしまいやすく乾燥肌になりやすいと言われています。ひどくはないけれど、何となく乾燥してるかな?という状態を含めるとほとんどの子供が皮膚に十分な水分を保持できてない確率がとても高いんです。

そして、「これは乾燥肌」と思い込んで保湿だけを一生懸命していたのに、実はアトピー性皮膚炎だったという可能性もあるので、親としては本当に悩みの種だと思います。

生まれたての赤ちゃんは、ママの女性ホルモンのおかげで生後3ヶ月くらいまでは皮脂の分泌が活発にできるので見た目ではそれほど乾燥しているようには見えませんし、実際必要な分泌は正常におこなわれていることが多いんです。

しかし、3ヶ月を過ぎた頃からママからもらった女性ホルモンは減少し、今度は自分自身で新陳代謝を行なわなければならなくなります。とはいえいきなり大人のように活発にはできませんよね。

皮膚に必要な水分や皮脂を作り出すことはできても、十分な量を作り出すことはできないのです。そのため、少しずつ皮膚は乾燥し、お子さんによってはひどく乾燥が進み乾燥肌になってしまうといわれています。

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乾燥肌とアトピー性皮膚炎の症状で似ている症状と違う症状の目安ってある?

乾燥肌の場合、特定のところが乾燥することが多いので幼児期では全身に広がる可能性はとても低いんです(といってもスキンケアをしなければ乾燥肌でも全身に広がることはあるので要注意です)。そして、湿疹やかゆみを伴うことも少なくありません。

アトピー性皮膚炎の場合、全身が乾燥していることが多く、乾燥肌と決定的に違うのは“アレルギー要因がある”というところです。しかし、アレルギーの有無は見た目では分かりにくく、血液検査などをして初めてアレルゲンが特定されるので、乾燥肌との違いをあなたが見た目で判断することは難しいでしょう。

ただ、ある特定の食べ物を摂取すると決まって肌に赤みが出たり、湿疹が出たりするということがあれば、もしかしたらアトピー性皮膚炎である可能性も疑ってほしいと思います。

アレルゲン摂取は一瞬で症状が悪化しますので、「これを食べるとかゆみが増す気がするなぁ…」と思ったら早めに受診をして検査してほしいと思います。乾燥肌と同じように湿疹やかゆみを伴うことがありますので、本当に判断するのは難しいんです。

アレルギー反応がなければ、見た目では乾燥肌もアトピー性皮膚炎もほとんど変わらない症状といっても過言ではありません。

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乾燥肌が悪化したらアトピーになる?いえいえ違います!乾燥肌が悪化すると別の皮膚炎に…

よく、「乾燥肌が悪化してアトピー性皮膚炎になってしまった」と勘違いする人がいますが、先ほども書いた通り、乾燥肌はアレルゲンがなく、アトピー性皮膚炎にはアレルゲンがありますのでまったく別物と考えてください。

乾燥肌がひどく悪化してしまうとアトピーではなく、“乾皮症”や“乾燥性皮膚炎(皮脂欠乏性湿疹ともいう)”などになってしまう可能性があるということなのです。

乾皮症というのは、いわゆる乾燥肌のことで乾燥性皮膚炎はその症状がひどくなり乾燥のためにひどいかゆみや湿疹などになってしまう症状のことです。

幼児の場合、ここまでひどくなる可能性は極めて低いのですが、ゼロではないので日頃からのスキンケアはとても大切だということを覚えておいてくださいね。

乾燥肌が悪化してアトピーになるのではなく、「乾燥肌だと思っていたら実はアトピーだった」という言い方が正しいかもしれません。実は私もこの経験者です。我が子が乾燥肌だと思っていたら実はアトピーだったと知った時には、自己判断で我が子に辛い思いをさせていたと深く反省したものです。

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乾燥肌でもアトピー性皮膚炎でも適切なスキンケアで症状は緩和する

ここまでの説明で、乾燥肌とアトピー性皮膚炎の違いなどは参考になりましたでしょうか?

どちらの症状も適切なスキンケアで症状は緩和していくことが多いので、諦めずに根気強くスキンケアを続けていただけたらと思います。

どちらも基本的には保湿ケアが重要になってきます。あなたの目から見ても「乾燥してるな」「カサカサしてるな」「ちょっと痒そうだな」と分かる時には普段の保湿ケアの回数より多めに保湿剤などを塗ってあげてくださいね。

どちらも空気の乾燥でも症状は悪化することがありますので、室内の温度や湿度管理も注意していてください。
室内温度は季節によって変わりますが、湿度は50%を下回らないようにすることで皮膚の乾燥の悪化を防ぐことができるので冬場などは加湿器などを使用してあげると、お子さんも少しは楽になるのではと思います。

乾燥肌やアトピー性皮膚炎は、適切なスキンケアを継続することで成長とともに症状が緩和していきます。アトピー性皮膚炎の場合は完治は難しいかもしれませんが、それもゼロではありません。途中であきらめずにケアしていただけると嬉しいです。

ただ、あなた一人で頑張ることはありません。

お子さんがある程度大きくなったら自分で塗れるところは自分で塗ってもらうなど、できるだけあなたの負担を軽くできる方法も考えてほしいと思います。

ひとりで頑張るのには期間が長すぎて辛くなることもあると思いますので。

保湿剤は、お子さんが塗っても問題はありません。我が子は小さい頃、ちょっと目を離したすきに顔中ヒルドイドを塗りまくっていたことがありました(笑)

その顔を見て大笑いした覚えがあります(思わず写真に残しました(笑))。このくらいの気持ちでスキンケアを続けていけば、あなたの負担に感じる気持ちも少しは緩和できると思いますよ。

乾燥肌でもアトピーでもお子さんの症状が少しでも軽くなりますように。

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