赤ちゃんの保湿に大活躍のワセリン。これの赤ちゃん用、ベビーワセリンがあることをあなたはご存知ですか?
白色ワセリンに比べて不純物が少なく、柔らかいので塗りやすいものです。そして、“ベビー”と製品名についているだけあって、赤ちゃんのような敏感な肌に塗っても安心なのが嬉しい製品です。大人の人でも乾燥肌や敏感肌に塗ってもいいので、一家にひとつあると家族みんなで使えて便利かもしれませんね。
さて、このベビーワセリン。顔に塗っても大丈夫な製品なのですが、そこで疑問がありませんか?目の周り、口の周り、耳の中…など、赤ちゃんがじっとしていてくれるならすばやく塗れるのですが暴れちゃったり、じっとしてくれなかったりすると、誤って「目の中に入ってしまうのではないか?」とか「口に中に入っても大丈夫なのかしら?」と心配になります。
そこで今回は、上手な塗り方と、目の周りや口の周りについてご紹介したいと思います。結論からいいますと、目の周りも口の周りも塗るのは問題ありません。ただ、ちょっとしたコツがあるので、良かったら試してみてくださいね。
全身塗れるベビーワセリンだけど部位によって塗り方を変えると効果持続力UP
ベビーワセリンは、白色ワセリンと同じように保湿の効果がある製品です。先ほども書きましたが、白色ワセリンより純度が高く、不純物が少ないので刺激に敏感な赤ちゃんから年齢を問わず使える優れもの。
白色ワセリンを使ったことがある人でしたら、その使用感が分かるかもしれませんが、まだ使ったことがないあなたのために簡単に使用感をご紹介しますね。
ワセリンは、皮膚の乾燥を防ぐもので皮膚表面に油膜を張って肌の水分が外に逃げ出すのを防いでくれるものです。基本的には油分が多いので、使用感はベタっとした感覚の人が多いと思います。肌の乾燥レベルによってですが、つけてすぐはベタっとしていてもすぐに肌になじむ場合がほとんどです。
でもそこまで肌が乾燥していない場合には、いつまでも肌表面がベタっとしている感覚になるかもしれません。形状の分類は、クリームですが、どちらかというと軟膏のような硬さがあるものです。
そのワセリンのいいとこどりで、使いやすくしたものがベビーワセリンだと思ってもらえるとイメージしやすいのではないでしょうか。ベビーワセリンは塗る順番や適量塗ることで、保湿効果が持続されるので次項をぜひ参考にしてみてくださいね。
塗り方もカンタン!!顔は身体を塗ったあと一番最後に
ワセリンが軟膏タイプくらいの硬さに対して、ベビーワセリンはクリームタイプで使いやすいです。
赤ちゃんの全身に塗る時には、手のひらに2cmくらい出して、両手のひらで温めて広げます。そしてその手の中にある分でお腹全体を塗る。同じようにして背中全体を塗るくらいの量で充分です。他の部位、腕ならその量で両腕。足ならその量で両足に塗れます。
そして、顔ですが、量としては0.5cm~1cmほどを、同じように両手のひらで温めて伸ばし、ほっぺ→おでこと塗ります。手のひらにはまだベビーワセリンの感触があると思いますので、残りを指の先につけ、目の周り→鼻まわり→口まわりの順番で塗ると、量的にもちょうどいい量が各部位に塗れると思いますよ。
目の周りを塗る際には、目の中に入らないように注意してください。万が一目の中に入ってしまった場合には、お湯を湿らせたガーゼなどを指に巻いてそっと拭き取ってください。赤ちゃんの場合、その後涙などと一緒に残ったベビーワセリンは出てくることが多いので、入ってしまった直後は軽く拭くだけで応急処置にはなります。
ただし、まれに目が赤くなってしまったり、腫れてしまうこともありますので異常を感じた時にはすぐに小児科にご相談くださいね。
保湿を目的とした使い方以外にも使える!ベビーワセリンの使い方
ベビーワセリンを買ってみようと思う時って、お子さんがまだ小さかったり、赤ちゃんだったりの時ではありませんか?そんなあなたに朗報です!!ベビーワセリンは、赤ちゃんの保湿を目的とした使い方以外にも使える製品なんです。
赤ちゃんって、お肌がとっても敏感ですよね。母乳やミルクをこぼしただけでも口の周りが荒れてしまったり、オムツかぶれがひどくなったり…そんな時にもベビーワセリンは大活躍します。
塗り方は、保湿の時と同じように人肌で温めてから使ってほしいのですが、食後に飲んだものや食べたものをきれいに拭いた後、ベビーワセリンを塗っておくだけで荒れるのを防いでくれます。
オムツかぶれも同様で、オムツを替える際にキレイに拭いた後、次のオムツをする前におしり全体に塗っておきます。そうすることで、かぶれを緩和させ、予防することもできます。ベビーワセリンは、生後0ヶ月から使えるので、産まれてから使い続けていれば、ひどい荒れやかぶれに悩まされることも少なくなるかもしれません。
大人だって使えます!!保湿以外の使い方~大人編~
赤ちゃんのケアに大活躍ということは分かっていただけましたか?
でも、実は大人だって目から鱗な使い方があるんです。それは、
擦り傷や切り傷、火傷にも使える!!
ということ。
ワセリンには傷を治す効果はありませんが、最近の研究結果から傷口は乾燥すると治りにくいという結果が出ています。そこで保湿効果のあるワセリンを塗って、保護したあとに絆創膏を貼るだけで、結果的に治りが早くなるようなんです。
火傷の場合は、30分ほどしっかり患部を冷やしてからベビーワセリンを塗るようにしてくださいね。擦り傷も切り傷も火傷も、すべて軽症の場合のみですので、「切っちゃって出血が止まらないわ!!」なんて場合には効果はないと覚えておいてくださいね。
ベビーワセリンはドラッグストアでもネットショップでも購入できます
一家にひとつは常備しておきたいベビーワセリン。こちらはドラッグストアでもネットショップでも購入することができます。大きさは2種類あり、60g入りは500円前後、100g入りは700円前後で売られていることが多いようです。
一回の使用は少量ですので、これだけ入っていればかなり長い間使えると思いますので、興味がある場合にはまずは60g入りのものをひとつ購入してみてはいかがでしょうか?
↑リンクから公式サイトの商品説明が見られますので参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんは、生まれたての時にはママからの女性ホルモンに守られているので肌トラブルを始めとするトラブルはあまりありませんが、その効果がなくなる頃からさまざまな不調が出てくることがあります。
中でも大人よりデリケートな肌のトラブルは、見ていて本当に切なくなるほどになることもあります。
できることなら、トラブルになる前に予防してあげたいものですよね。ベビーワセリンでの保湿ケアは、その予防策の第一歩と考えて早い時期から使い始めることをオススメします。
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