あなたのお子さんは、指しゃぶりをしている時期ですか?この指しゃぶりって一体いつまでさせていいのかって考えたことはありませんか?指しゃぶりって歯並びなどへの影響があるって聞いたことがあって、ずっと続けていると影響があるのでは?と心配になっていませんか?
この指しゃぶりをいつまでなら問題ないのか、について一例ではありますがご紹介したいと思います。指しゃぶりをいつまでもしていると歯並びへの影響があるのは、事実なのか?寝る時の指しゃぶりはいつまでなら問題ないのか?など、あなたの疑問解決のお手伝いができればと願っています。
指しゃぶりっていつまでしてると歯並びに影響があるの?いつまでにやめさせるべき?
指しゃぶりって、だいたい生後2ヶ月頃から始まる赤ちゃんが多いのですが、データ上では、1歳半から2歳前には、約50%の赤ちゃんが自然にしなくなるようです。2歳までにやめる赤ちゃんは、約20%で3歳までは約20%。3歳以降でやめる赤ちゃんでも、約10%はいるようです。
では、どのタイミングでやめれば歯並びに影響がないのでしょうか。
実は、理想的なタイミングは、3歳頃までにやめること。3歳頃までにやめられるように、2歳を過ぎた頃から少しずつ指しゃぶりをやめさせるようにし、自然に卒業できるように持っていくことが理想とされています。
それくらいでやめられた場合には、歯並びなどにあまり影響は出ないようなんです。指しゃぶりの仕方や、歯が生えた時期などで、多少前後はしますが、前歯が上下生えてきた頃にはやめられることが理想といえるでしょう。
寝る時の指しゃぶりはいつまで?やめさせたほうがいいの?
では、昼間の指しゃぶりではなく、寝る時の指しゃぶりはいつまで大丈夫なのでしょうか?
実は、こちらも同じように3歳頃までには、卒業できるようにすることが理想です。赤ちゃんの中には、指しゃぶりをしながら寝ると安心できるので、つい、指が口に行ってしまう場合もあります。
しかし、夜であろうと昼であろうと、歯や筋肉の発達は同じことなので、できれば寝る時の指しゃぶりも自然な流れで卒業できることが理想です。
無理矢理やめさせる方法は、2歳頃から3歳頃にかけては必要ないと思います。あくまでも赤ちゃんに負担をかけない自然な方法で強制的ではなく卒業というイメージで。
もし、どうしても寝る時には指が口に行ってしまう場合には、こんな方法を試してみてはいかがでしょうか?
・寝てから、静かに指を口から外す
・寝る時には手を繋いで寝かしつける
・赤ちゃんが好きなキャラクターなどの手袋をはめる
いきなり、やめさせるのは赤ちゃんにとってもママであるあなたにとってもストレスとなる場合が多いので、寝る時には指しゃぶりをさせていても、赤ちゃんが眠ったら、そっと口から指を外してあげることでストレスなく指しゃぶりをしながら寝ることを避けられます。
ただ、この方法は、ぐっすり寝るまでは出来ない方法なので、あなたの負担は大きいかもしれません。時にはあなたの方が先に眠ってしまうこともあるでしょう。そこで、寝る時には手を繋ぐという方法もあります。指しゃぶりは、だいたい同じ方の手の、同じ指ということが多いので、指しゃぶりをする方の手を繋いで、子守歌などを歌いながら、赤ちゃんの手をとんとんするような感じでリズムをとると、そのリズムが寝る時の合図になり、指しゃぶりをすることなく、寝てくれるようになることが多いようです。
なので、子守歌はいつも同じ歌の方がいいかもしれません。参考までに私は、この方法で指しゃぶりを卒業させました。気付くと、昼でも夜でも寝る時にはこの歌が定番になっていました。続けていくうちに手を繋がなくても背中をとんとんしながら子守歌を歌うだけで寝てくれるようになり、指しゃぶりも自然にしなくなりました。うちは、3歳になるかならないかの頃には、指しゃぶりはなくなりました。
このふたつの方法でもやめない場合には、赤ちゃんの好きなキャラクターの手袋をはめて寝る方法もあります。赤ちゃんは、指を口に持っていく際、好きなキャラクターが描かれていると、口に入れることをためらうことが多いそうです。最初は、外してしまうかもしれませんがやがて指しゃぶりに変わるものを見つけることが多いようです。
例えば、毛布の端を掴んで寝るなど、自分なりに寝る時のルーティンを見つけることが多いようです。
指しゃぶりが与える影響は歯並びだけじゃない!
実は、指しゃぶりが与える影響は、歯並びだけではありません。一例ですがご紹介しておきます。
・上顎前突(じょうがくぜんとつ)
・片側性交差咬合(へんそくせいこうさこうごう)
・開咬(かいこう)
・舌癖(ぜつへき)
・口呼吸
・顎の不十分発達
まず上顎前突は、いわゆる出っ歯のことです。指によって押し出された前歯が出てしまうことです。次に片側性交差咬合は、上下の奥歯がズレて噛み合わせが悪くなることです。そして、開咬は、上下の前歯に隙間ができてしまうことです。
舌癖は、歯並びが悪くなるとその隙間に指や舌を入れる癖がついてしまうことで、これによりさらに歯並びが悪くなるという悪循環を引き起こします。口呼吸は、歯並びが悪く口がきちんと閉じないため、鼻呼吸ではなく口呼吸になってしまうことです。口呼吸が癖になると、喉が渇き、呼吸しにくくなる可能性もあるので大変危険です。
最後に、顎の発達が不十分になることも考えられます。こちらも歯並びが悪くなることでしっかりと噛むことができず、顎の形が悪くなったり、筋肉や骨の発達にも影響が出てしまう可能性があります。
これらの影響が出始めるのが、2歳頃から3歳頃以降とされていますので、大きな影響が出る前に指しゃぶりは卒業できることが理想ということになります。
少し、不安になってしまいそうなことをご紹介しましたが、やはり長く指しゃぶりをしていると、さまざまな影響が出ることは実証されているため、これらのことを知った上で、あなたの大切な赤ちゃんをこれらのトラブルから守る意味でも、無理矢理ではなくあくまでも自然な形で指しゃぶりをやめていくようにしたいものです。
指しゃぶりは、眠い時、不安な時、指で手遊びをするなど、理由はさまざまですが、歯並びなどの影響が出る前にあなたのお子さんも自然にやめられるように応援しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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